黄夏年編 中国書店 2011年11月刊 1,848,000円
本書は、《海潮音》《威音》《内学》《微妙声》《世間解》《獅子吼》《文教叢刊》《中国仏教会公報》《佛教新聞》《仏学半月刊》など、多くの稀覯本や孤本を含む民国時期に刊行された佛教期刊148種を影印収録しており、いずれも民国時期仏教研究にとって極めて貴重な資料である。
355411 『四川報刊五十年集成(1897-1949)』
王緑萍編著 四川大学出版社 2011年11月刊 12,600円
四川の近代的な新聞は、1897年10月に重慶で創刊された《渝報》を以って嚆矢とする。本書は、1949年までに発行された6,600余種の四川地方新聞を、創刊年、創刊地、主宰者、新聞の性格、内容欄目、発行情況、特徴、社会的影響、新聞業務などの面から紹介する。その中の《蜀学報》《算学報》《啓蒙通俗報》《川報》《星期日》などの新聞は、中国近代新聞紙研究に欠かせない資料であり、文献的な価値が高い。
355457 『《康蔵前鋒》《康蔵研究月刊》《康導月刊》校刊影印全本(全14冊)』
姚楽野主編 四川大学出版社 2011年11月刊 315,000円
1930・40年代、「連絡漢蔵感情,溝通康蔵文化」の主旨を持って創刊された《康蔵前鋒》《康蔵研究月刊》《康導月刊》は、西康省やチベットで行われた様々な現地調査のレポートや多くの民族学・社会学の学者の論文を掲載し、当時の蔵学研究をリードした学術誌であり、その学術的な成果は未だに色褪せていない。本書は、この3種類の学術誌の影印本として、当代の蔵学研究、西康省地方志研究、民国史研究に寄与する。
355458 『民国叢書続編・第1編・年鑑専輯(全100冊)』
上海書店 2012年12月刊 予価420,000円
本輯は、民国時期に刊行された70種の年鑑を影印収録する。
355459 『稀見上海史志資料叢書』
上海書店 2012年12月刊 84,000円
本書は、近代における上海地方の歴史沿革、政治法律、名人年譜、社会生活、市政工商、文化教育、古跡名勝、言語習俗などを反映する数多くの貴重な史料文献を影印収録する。その中、《上海雑誌》《1909年上海指南》《費唐法官研究上海公共租界情形報告書》《上海市大観》《上海時人市》《且頑老人七十歳自叙》《徐愚斎自叙年譜》は、初めて重版されたものであり、孫玉声の《滬蠕話旧録》と《退醒廬余墨》は、清末民初の新聞から掬い上げたものであり、史料的価値が高い。
355460 『東方雑誌』
上海書店 2012年12月刊 予価2,058,000円
1904年3月、「啓導国民,聯絡東亜」の主旨を持って上海で創刊された《東方雑誌》は、終刊となった1948年12月までに44巻・816期・810冊が刊行され、足掛け45年にわたって発行された近代中国史上最大の綜合雑誌である。社説・時評・選論・諭旨・内務・外交・軍事・教育・財政・実業・交通・商業・雑俎・記載・文件・調査・附録・訳件・小説・東方論壇・内外時事などのコラムで大量の政治・経済・軍事・文化など分野の資料や康有為・梁啓超・蔡元培・王国維・魯迅・周作人・胡適・陳独秀・李大釗・郭沫若・郁達夫・巴金・鄒韜奮・茅盾・鄭振鐸・陳翰笙・柳亜子・楼適夷・徐悲鴻・老舎・兪平伯・林語堂・顧頡剛など数多くの著名人の作品や論文を発表し、20世紀前半の中国政治・思想・社会に少なからず影響を与えた。本書は、《東方雑誌》の完全影印本。
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