2010年12月28日火曜日

速報[12月28日①]~これから入荷・発売する本

   
340231 『朝陽袁台子:戦国西漢遺址和西周至十六国時期墓葬』
    遼寧省文物考古研究所、朝陽市博物館 編 文物出版社 2010年10月刊 12,474円
 1980年代以降、遼寧省朝陽市十二台営子郷袁台子村に位置する多くの古代遺跡や墓葬に対し、行われた考古発掘調査により、この一帯は、戦国燕国の重要な町酉城及び西漢遼西郡柳城県の所在地であったことが判明した。発見された大量の出土品や壁画は、古代北方少数民族山戎・東胡・慕容鮮卑などの実態を解明する重要な手掛りとして考古学界の関心を集めた。本書は、袁台子の数多くの戦国・西漢遺跡及び西周から十六国時期までの162の墓葬についての考古発掘調査報告集である。

340229 『西漢帝陵鑽探調査報告』
    咸陽市文物考古研究所編 文物出版社 2010年12月刊 12,474円
 2001年以降、陝西省咸陽市にある漢高祖長陵・漢恵帝安陵・漢武帝茂陵・漢昭帝平陵・漢元帝渭陵・漢成帝延陵・漢哀帝義陵・漢平帝康陵に対し、行われた大掛かりの鑽探調査(ボーリング調査)は、各帝王陵墓及び皇后陵墓・陪葬墓や墓葬の塀の正確な位置が確定し、今後の更なる考古調査の基礎を築いたものとして高く評価されている。本書は、カラー写真100幅・モノクロ写真80幅・線描図260幅・拓本280余幅を配し、この鑽探調査を全面的に紹介する。

340191 『回首当年:中国戯曲学院老戯単』
    杜長勝主編 学苑出版社 2010年10月刊 15,750円
 1950年に創立された中国戯曲学院は、中国戯曲教育の最高学府として、教師には多くの名優を配し、優秀な生徒を集めている。戯曲教育の一環として、長年にわたり、中国戯曲学院の師生が共同で出演した数多くの戯曲は、様々な階層の観衆を魅了し、中国伝統戯曲の発展に著しく貢献してきた。本書は、ある京劇「票友」(熱狂的なファン)が1951年から2010年にかけて蒐集した中国戯曲学院の戯単(演目表)数百枚を収録し、新中国成立後の中国戯曲の研究に貴重な一次資料を提供する。

340188 『林則徐与中国図録』
    林岷著 科学出版社 2010年10月刊 15,645円
 林則徐の末裔により著された本書は、2,000余幅の写真や図版を配し、10の篇に分け、「以図証史」「看図説史」の編纂方法で林則徐の一生を再現する。「淵源篇」は林則徐の出身や先祖、「求索篇」は林則徐の勉学ぶり、「政績篇」は林則徐の政治的業績、「禁毒篇」は林則徐が虎門で行った鴉片取締や焼却処分の史実、「流人篇」は林則徐の流刑地新疆での事跡、「耄耋篇」は晩年林則徐の心境、「臨池篇」は林則徐の書法作品、「承継篇」は林則徐の節操や学問の伝承、「緬懐篇」は林則徐の世界的影響、「年表篇」は年表の形式で林則徐の一生をそれぞれ紹介する。

340339 『魯学斎日記(外二種,全5冊)』
    吉城著 国家図書館出版社 2010年10月刊 126,000円
 吉城(1867-1928、江蘇東台の出身)は、《易学礼証》《尚書微子注》《左氏正義述》《石鼓文考証》など30数種の学術著作を残した清末民初の著名な歴史学者である。吉城の書斎名に因んで名付けられた《魯学斎日記》は、光緒13年(1887年)から宣統3年(1912年)までの吉城の日記23冊から構成される。これらの日記の内容は、のちの中国共産党総書記陳独秀・民国政府司法部長徐謙・満洲国鄭孝胥などの政治家及び「中国博物館之父」張謇・「中国図書館之父」繆荃孫・西泠印社社長呉昌碩・国学大師柳詒徴など各界の人士との交流や...(続き)

340005 『雲南特有少数民族百年実録(全16冊)』
    雲南省政協文史委員会編 中国文史出版社 2010年11月刊 125,160円
 中国の55の少数民族の中、哈尼・白・傣・傈僳・佤・景頗・布朗・阿昌・拉祜・納西・普米・怒・徳昂・独龍・基諾など15の民族は、基本的に雲南だけにしか暮していない。本書は、新中国成立後に編纂された雲南省「政協文史資料」及び様々な少数民族研究成果から集めた関係資料を網羅的に収録し、歴史・文化・経済・社会・民俗などの面から、これらの「雲南特有少数民族」の100年にわたる歩みを再現する。

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