2010年12月10日金曜日

速報[12月10日]~これから入荷・発売する本

 
340162 『顧頡剛全集(全62冊)』
    中華書局 2010年12月
    257,250円期間限定特価178,500円(2011年3月末まで)
 顧頡剛(1893-1980)は、北京大学など多くの大学で教鞭を取り、1940年代に中央研究院の院士に選ばれ、1960・70年代に『資治通鑑』『清史稿』などの標点・校正という中国の文化フロジェクトを主宰した20世紀における中国の最も傑出した学者の一人である。本書は、8集・59巻・62冊に分け、顧頡剛の著述を網羅的に収録する。各集の内容概要は、下記の通り。

《日記:附人名索引》(11巻・12冊)
1913年10月から1980年12月 17日(逝去の八日前)までの顧頡剛の日記をほぼ間断なく収録。顧頡剛が自ら「生命史中最宝貴之材料」と位置づけたものであり、中国近現代学術史・社会史の重要な史料でもある。

《書信集》(5巻・5冊)
700余通の「家書」(親族宛の手紙)を含む約1,800通の書信を収録。顧頡剛のみならず多くの学者の経歴や学術見解及び当時の社会の実像などが窺える。
...(続き)

340146 『北平偽中華民国臨時政府公報(全14冊)』
    (偽)臨時政府行政委員会公報処編著 国家図書館出版社刊 220,500円
 1937年12月、日本占領軍の策動により北平で創立された、王克敏・王揖唐を首脳とした中華民国臨時政府は、満洲国に次ぐ第二の「偽政権」であるが、1940年、南京の汪精衛民国政府に吸収され、「華北政務委員会」の名目で終戦まで活動を続けた。
臨時政府行政委員会公報処により発行された《中華民国臨時政府公報》は、停刊となった1940年3月30日までに140号が発行され、法規・命令・公函などで臨時政府の内政・財政・治安・司法・教育・実業などに関する広報を掲載したため、抗戦史や偽政権史の研究にとって史料的価値が高い。本書は、《中華民国臨時政府公報》の完全影印本。《民国文献資料叢編》シリーズの1点。

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