2008年8月12日火曜日

本日(8月12日)の新着和書~『暗夜/戦争の悲しみ』『杜甫農業詩研究』他

「暗夜/戦争の悲しみ 世界文学全集  Ⅰ-06」
    残雪著 バオニン著 河出書房新社 2,940円
  *世界で称賛されるアジアの二人の作家の代表作。夢の論理に満ちた奇想天外な物語を紡ぎだす、現代中国屈指の語り手による、初訳を含むベスト作品集と、戦争に引き裂かれた男女の悲恋をヴェトナム側から描いた話題作。

 [残雪 (ツアンシュエ)   
 1953年、中国生まれ。文革期を思わせる『黄泥街』でデビュー。邦訳作品集に『蒼老たる浮雲』『カッコウが鳴くあの一瞬』『廊下に植えた林檎の木』『突囲表演』、評論に『魂の城 カフカ解読』などがある。]
 [バオ・ニン (ニン,B)   

 1952年、ヴェトナム生まれ。ヴェトナム人民軍に入隊し、各地で戦闘に従事する。91年に本書『戦争の悲しみ』を刊行し、94年、英インディペンデント紙外国小説賞受賞。]

「杜甫農業詩研究―八世紀中国における農事と生活の歌」
    古川末喜著 知泉書館 7,140円
  *杜甫が農事について歌った詩を組織的、総合的に考察し、詩聖・杜甫の新しい世界を明らかにする。

「平頂山事件とは何だったのか 裁判が紡いだ日本と中国の市民のきずな」
    平頂山事件訴訟弁護団編著 高文研 1,470円

「内陸アジア言語の研究XXⅢ 森安孝夫教授還暦記念特集号」
    中央ユーラシア学研究会 2,625円

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