2008年8月7日木曜日

『奩中物』~若手研究者による宋代「女子分法」再論考~

『奩中物-宋代在室女財産権之形態与意義』
  張暁宇著 江蘇教育出版社 2008年2月 1,470円

宋代の「在室女」(未婚女性)の法律・社会分野での財産継承に関する、著者の碩士論文を単行本化。主に《《名公書判清明集》》に依拠して、宋代女性の財産権の存在とその意義を論じる。滋賀秀三・柳田節子など日本をはじめ海外の先行諸研究にも目が通されており、非常に丁寧な註が全頁に施されている。

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