『1948:天地玄黄』
銭理群著 中華書局 2008年12月刊 2,352円
1998年「百年中国文学総系」(山東教育出版社)の一巻として刊行、高い評価を得て多くの研究に影響・引用もなされた重要著作。近年入手困難となっていたが、初版より10年を経てこのたび中華書局より再版された。
1948年は旧中国と決別した歴史の変換点であると同時に、中国知識人が自己の命運を決定づける重大な分岐点でもあった。朱自清・蕭軍・胡風・丁玲・趙樹理・沈従文などの著名な作家の辿った運命を通じ、中国における文学と政治、知識人と政治権力の相互関係など建国初期の文化体制・形態に鋭い分析を加える。銭理群の代表的著作であり、現代中国知識人の精神的軌跡を研究した名著。
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