156737 『中国古籍印刷用紙紙譜』
北京出版社 2009年12月刊 予価288,750円
清末までの書籍研究は、図書の内容・版本・目録などを対象とし、書籍用紙についての研究は殆ど行われていなかった。最初に化学分析の手段で古代の書籍用紙の紙性や成分を探究した学者は、当代の化学者潘吉星である。当代の図書館学者銭存訓が著述した《書於竹帛》は...(続き)
314448 『中国木版年画集成・綿竹巻』
馮驥才主編 中華書局 2009年1月刊 35,700円
四川省綿竹地区で作られた綿竹年画は、天津楊柳青年画・山東濰坊年画・蘇州桃花塢年画と並ぶ中国の著名な木版年画である。綿竹年画の「填水脚」という画法及び「拓片」という種類は、綿竹年画の独特の風格を表わす。他の刻版套印の年画と異なり、綿竹年画の線版が輪郭を作る役割しか果たしておらず、...(続き)
314364 『中華民国史史料四編(全80冊)』
遼海書社 2009年5月刊 予価840,000円
《中華民国史史料長編》《中華民国史史料外編》《中華民国史史料三編》に続いて刊行される本書は、民国初頭、政府により刊行された金融年鑑・銀行年鑑・商標公報を含む当時の政治・軍事・文化・経済・金融・商業・貿易・交通などの実態を反映する大量の一次的史料を収録する。孫中山が蒋介石や廖仲愷に、蔡元培が宋子文らに送った書信は、民国史研究の第一級の史料と言える。
314365 『古今(民国期刊匯編)(全6冊)』
広陵書社 2009年3月刊 予価84,000円
汪精衛「国民政府」の初期に上海で創刊された文学雑誌《古今》は、「漢奸」とされる人物の文章を掲載したため、長い間に「漢奸文学」のレッテルを貼られ、読者の目に触れることがなかった。しかし、新しい世紀に入ってから、学術研究への統制が緩みつつ、閲読が禁止されていた多くの国民政府時期の刊行物に対して異なる視座から再認識されたことにより、《古今》は、学術的価値の高い羅振玉や陳乃乾の論文及び文学的な価値の高い蘇青や張愛玲の小説などを数多く載せた当時の重要な文史雑誌であると改めて位置づけられ、閲読可能となった。本書は、《古今》の完全影印本。
314366『逸経(民国期刊匯編)(全8冊)』
広陵書社 2009年3月刊 予価117,600円
1936年3月5日に上海で創刊された《逸経》は、「無党見、無派別」を標榜した「超然的及純粋的文芸与史学刊物」である。史実・游期・書評・人物志・秘聞・詩歌・考古・紀事・図像・雑俎・小説などのコラムで太平天国や辛亥革命の史実を紹介する文章、大華烈士(簡又文)・林語堂・周作人・郁達夫・老舎・兪平伯・許欽文・謝冰瑩などの散文や小説、馮自由・馮玉祥・劉成禺等の回想録や筆記などを数多く掲載し、...(続き)
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