2011年9月22日木曜日
[催事情報] 国際シンポジウム 周縁と中心の概念で読み解く東アジアの「越・韓・琉」(10/1,2)
【催事情報】
小社に寄せられた、中国関係のイベント・シンポジウムなどの情報をご紹介いたします。最新の情報はコチラでご確認ください。
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■ICIS国際シンポジウム 周縁と中心の概念で読み解く東アジアの「越・韓・琉」
――歴史学・考古学研究からの視座
ベトナム・朝鮮(韓国)・琉球には、中国において成立した文化の受容・変容という「周縁性」と、みずから周辺地域との関係を築きつつ歴史と文化を創出し、アイデンティティを維持・強化するという「主体性」・「中心性」を見出すことができる。この「周縁」と「中心」の設定は様々であり、そのあり方も時代や地域によって異なっている。本シンポジウムは、前近代における政治・外交・物質文化の諸相からこれらを比較・検証し、東アジアの多様性と豊かさ、そして今日語られる「伝統文化」や「アイデンティティ」の問題について議論を交わすことを目的とする。
▼日程:10月1日(土)、10月2日(日)
▼会場:関西大学以文館4Fセミナースペース
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
URL:http://www.icis.kansai-u.ac.jp/access.html
▼主催:関西大学文化交渉学教育研究拠点
URL:http://www.icis.kansai-u.ac.jp/sympo-sangoku.html
▼参加無料 *事前に参加申し込みをお願いします。
ご希望の方は[所属・役職・氏名]を下記までご連絡下さい。
E-mail:coekyoten@ml.kandai.jp
FAX:06-6368-0235
TEL:06-6368-0256
▼使用言語:日本語
▼プログラム:
[10月1日] 13:00-18:10
第1部 政治
1.桃木至朗(大阪大学大学院文学研究科教授)
中世大越の地方支配~唐宋変革期「小帝国」の比較史への問題提起
2.篠原啓方(関西大学ICIS・COE特別研究員)
古代朝鮮の政治体制と国際認識―高句麗・新羅を中心に
3.豊見山和行(琉球大学教育学部教授)
近世琉球の政治構造について―言上写・僉議・規模帳等を中心に―
4.質疑応答・コメント
コメンテータ 李成市(早稲田大学文学学術院教授)
第2部 外交
1.清水太郎(鳥取県立公文書館専門員)
北京におけるベトナム使節と朝鮮使節の交流
2.チョン・ダハム(鄭多凾、韓国・漢陽大学校比較歴史文化研究所HK教授)※通訳付
“小中華”の創出:15世紀における朝鮮の女真族と対馬島に対する“敬差官”の派遣を中心に
3.岡本弘道(関西大学東西学術研究所研究員)
近世琉球の国際的位置と対日・対清外交
4.質疑応答・コメント
コメンテータ 夫馬進(京都大学大学院文学研究科教授)
[10月2日] 09:30-14:30
第3部 物質文化
1.西村昌也(金沢大学国際文化資源学研究センター客員研究員)
ベトナム形成史における“南”からの視点:考古学・古代学からみた中部ベトナム(チャンパ)と北部南域(タインホア・ゲアン地方)
2.ヤン・ジョンソク(梁正錫、韓国・水原大学校人文大学史学科教授)※通訳付
古代東アジアにおける宮殿の系譜
3.石井龍太(東京大学総合研究博物館・日本学術振興会特別研究員PD)
瓦と琉球 ~王権、制度、思想、交渉~
4.質疑応答・コメント
コメンテータ 西谷正(九州歴史資料館長・九州大学名誉教授)
総合討論
コメンテータ 村井章介(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
※プログラムの詳細は、ポスター(PDFファイル)をダウンロードし、ご参照ください。
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