2011年9月29日木曜日

速報[9月29日⑤]~これから入荷・発売する本

  
351624 『民国華僑史料匯編(全15冊)』
    耿素麗選編 国家図書館出版社 2011年9月刊 予価231,000円
 本書は、1913年から1948年までに刊行された華僑問題研究の書籍49種と雑誌5種を影印収録しており、その多くは、華僑問題研究史上に大きな影響を与えた著述として高く評価されている。《民国文献資料匯編》シリーズの1点。

351827 『尚書孔伝参正』
    [清] 王先謙撰 何晋点校 中華書局 2011年8月刊 7,350円
 清末の儒学者王先謙(1842-1917)の代表作《尚書孔伝参正》は、参正孔伝《尚書》の主旨への分析から古文《尚書》25篇が贋作であると断定するほか、《史記》《漢書》《白虎通》《論衡》及び熹平石経などに基づき、漢伝29篇《尚書》及び馬融・鄭玄の注釈に綿密な考証を加え、虞夏や東周史地の諸問題の解明に挑んだ清代《尚書》研究の集大成的な著述である。本書は、《尚書孔伝参正》の新しい校点本。中華書局《十三経清人注疏》シリーズの1点。

351831 『中国大同雕塑全集 館蔵雕塑巻・建築雕刻巻』
    馮驥才主編 中華書局 2011年8月刊 88,200円
 山西省大同市は、中国の「雕塑之都」として知られている。本書の《館蔵雕塑巻》は、大量のカラー写真を配し、大同市博物館に収蔵されている数多くの石刻・俑像・鋳銅雕塑・陶磁雕塑から精選された370余件を漢・北魏・唐宋・遼金元・明清の5つの部分に分けて収録する。それぞれの名称・年代・規格・出土地点などを紹介する説明文を付しており、中国雕塑芸術発展史の研究にとっての貴重な資料と言える。《建築雕刻巻》は、約400幅のカラー写真を用い...(続き)

351644 『法国蔵学精粋(全4冊)』
    鄭炳林編訳 甘粛人民出版社 2011年4月刊 12,600円
 20世紀に入って、伯希和(ペリオ)、石泰安(スタン)、韓百詩(アンビス)らを代表としたフランス漢学界は、敦煌学や蔵学(チベット学)研究に様々な成果を収め、世界漢学界の重要な一角を占めている。本書は、この3人を含むフランス人学者20人のチベット学研究の論文47篇を収録し、フランス漢学界の歴史・現状・研究成果などを紹介する。

351648 『英国国家図書館蔵敦煌遺書(漢文部分)第1輯(第1-10冊)』
    方広錩主編 広西師範大学出版社 2011年3月刊 394,800円
 現在イギリス国家図書館に収蔵されている14,000余件の敦煌文書の殆んどは、著名なイギリス人考古学者・探検家斯坦因(スタイン、1862-1943)が、1906年から1908年までと1913年から1916年までの2回にわたって行った中央アジア探検により入手したものである。敦煌蔵経洞が広く知られる前、大量に外国に持ち出された最初の敦煌文書であるため、種類が豊富で学術的価値の高いのもが数多く含まれている上、一部の文書には発掘記録も付しており、敦煌文書の研究に欠かせないものと位置付けられている。《英国国家図書館蔵敦煌遺書》は、カラー写真+簡潔な説明文の形式で上述の14,000余件の敦煌文書を収録する。

0 件のコメント: