2011年9月29日木曜日

速報[9月29日④]~これから入荷・発売する本

 
351543 『域外漢籍珍本文庫・第二輯(全100冊)』
    人民出版社 2011年9月刊 予価504,000円
 経部(15冊)・史部(20冊)・子部(25冊)・集部(40冊)から成る本輯は、韓国のソウル大学・成均館大学・国立中央図書館・韓国学中央研究院・忠南大学、日本の東京大学東洋文化研究所・龍谷大学などの大学や研究機関及び個人が収蔵している中国古代の漢籍の善本・孤本・稀覯本など300余種を影印収録する。海外に流失した中国古代の典籍、域外で整理・注釈・刊刻された和刻本・高麗刻本・安南刻本などの書物、漢字を使っていた国や地域の学者の漢文化関係の著述、中国に渡来した欧米の宣教師の中国語著作など様々であり、文献価値が極めて高い。

351567 『《論語》大辞典』
    人民日報出版社 2011年9月刊 予価12,600円
 本書は、古代漢語の読音・語法・句子構成・句式語序などに基づき、《論語》のすべての「字」に注音を加え、すべての「詞」(名詞・動詞・形容詞・数詞・量詞・代詞・副詞・介詞・連詞・助詞・嘆詞)の詞性と詞義(本義・引伸義・比喩義)を説明する究極的な《論語》辞典である。

351601 『甘粛宕昌蔵族家蔵古蔵文苯教文献(全30巻)』
    甘粛文化出版社 2011年9月刊 予価525,000円
 2010年、甘粛宕昌県の十数戸の蔵族家庭に散在していた31函・500余部・7,100余ページの古蔵文苯教文献が発見されたことは、学界にセンセーションを起こした。文字特徴・書写形式・文章体裁・紙の成分などを分析した結果、これらの苯教文献が9ー11世紀のものであることが判明した。古代苯教法師の祈祷経文や咒文が大半を占めているが、古代蔵族の社会生活・言語文字・民俗風習・宗教信仰・医薬・天文・書道芸術などを詳細に記録しており、資料価値が高い。本書は、大量のカラー写真を配し、これらの古蔵文苯教文献を収録する。

351610 『辛亥革命稀見文献匯編(全30冊)』
    桑兵主編 国家図書館出版社 2011年10月刊 予価415,800円
 本書は、辛亥革命に関する重要な文献86種を影印収録する。その内容は、主に下記の6つの方面にわたる。
1、無錫市档案館に収蔵されている《錫金軍政分府文書》など重要な档案資料。
2、日本の中国人留学生革命社団により創刊された《第一晋話報》《粤西》《漢風》《江西》《河南》《復報》などの期刊。
3、同盟会の内地分支機関により創刊された《南風報》《南報》《中国女報》《女報》などの期刊。
4、審政編査館や資政院の規章、文章など清末の予備立憲に関係する文献。
5、浙江・湖北・遼寧・広東・河南などで創刊された《寧波白話報》《新白話》《白話報》《覚民報》《大陸報》《萃新報》《浙源彙報》《東浙雑誌》などの白話新聞。
6、専著・文集・回想録などの文献。


351612 『嵊州市档案館蔵浙軍都督湯壽潜函巻』
    嵊州市档案館、杭州師範大学民国浙江史研究中心編 国家図書館出版社 2011年9月刊 予価12,600円
 辛亥革命後の初の浙江都督である湯壽潜(1856-1917)は、杭州駐在の満清八旗軍の投降を円滑に処理したほか、3,000人の江浙聯軍を南京に派遣し、南京の無血開城に寄与したため、中華民国建国の功臣と見なされている。本書は、1911年11月11日から1912年1月9日までに湯壽潜が各界の人士に送った書信の原稿を影印収録し、辛亥革命研究に貴重な史料を提供する。

351623 『中国辺疆研究資料文庫・辺疆民族旧刊輯録初編・西北及西南(全32冊)』
    知識産権出版社 2011年9月刊 予価336,000円
 近代に入って、中国の辺疆地区も維新運動や近代化の影響を受けて、次第に閉鎖状態を打破し、各地のニュース、論説、歴史研究、民族調査などに重点を置く新聞や雑誌が相次いで創刊されていた。これらの新聞や雑誌は、近代の中国辺疆地区における政治・経済・文化・民族・風習などの研究に欠かせない貴重な資料であるが、各地に散在しているため、研究に不便をもたらしている。《中国辺疆研究資料文庫・辺疆民族旧刊輯録初編》は、これらの資料を影印収録し、研究者に利便を提供する。本書は、下記のものを収録。...(続き)

0 件のコメント: