2007年9月16日日曜日

~北京大学教授が描く、中国外交の裏面とその政策決定過程~

『冷戦期中国外交の政策決定』 牛軍著・真水康樹訳
           千倉書房 2007年9月刊 2,730円

米ソ冷戦前期の毛沢東時代、朝鮮戦争・第一次インドシナ戦争・中印国境紛争・ヴェトナム戦争・中ソ国境紛争において中国共産党指導部が下した外交政策決定の内実に迫る。歴史的事件への対応を分析することにより、今日の中国政府の対外政策を考察するうえでの大きな手がかりを提供する。
著者は1954年生まれ。1988年中国人民大学法学博士、2002年より北京大学国際関係学院外交学部教授。中ソ・中米関係史研究の泰斗として知られる。
《主要目次》
解題(真水康樹)
第1章 中国の外交政策決定
第2章 向ソ一辺倒政策の形成と影響
第3章 朝鮮戦争と抗米援朝
第4章 ヴェトナム独立戦争の政策決定
第5章 中印国境紛争
第6章 中ソ同盟の形成と衰退
第7章 ヴェトナム戦争の政策決定
第8章 中ソ国境紛争と米中関係正常化

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