2007年9月7日金曜日

反戦運動を貫き苛酷な弾圧を生きぬいた者たちの青春群像


『われ、一粒の麦となりて 日中戦争の時代を生きた中国研究家の回想 』
尾崎庄太郎著 結書房 2007年4月刊 定価税込1,890円
「一粒の麦」であることを自らに求め続けた故尾崎庄太郎(1906~1991)氏の回想録。尾崎庄太郎は東亜同文書院卒業後、満鉄調査部勤務などを経て中国国内で反戦運動に関わり、日本敗戦後、旧法下で思想犯として懲役10年の判決をうけ服役。1945年10月釈放後、中国研究所の設立に奔走し、中国に関する多数の論文・訳文を発表。『毛沢東選集』の翻訳・出版にも携わったことでも知られる。日中出版より1981年に刊行された『徘徊』の改題改訂版。

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