2008年7月16日水曜日

『時が滲む朝』~速報:中国人作家・楊逸、第139回芥川賞受賞!

『時が滲む朝』
  楊逸 著 文藝春秋 2008年07月刊 1,300円

天安門事件から北京五輪前夜まで、2人の中国人大学生の成長を通して中国民主化勢力の青春と挫折を描く。デビュー作『ワンちゃん』での第138回芥川賞ノミネートに続き、本作品で中国人初となる芥川賞を受賞!

[出版社作品紹介]
1988年夏、中国の名門大学に進学した2人の学生、梁浩遠と謝志強。様々な地方から入学した学生たちと出会うなかで、2人は「愛国」「民主化」「アメリカ」などについて考え、天安門広場に行き着く――。
大学のキャンパスで浩遠と志強が出会った「我愛中国」とは。同窓の友人たちとの議論や学生生活を通して、現代中国の実像を丹念に描きつつ、中国人の心情がリアルに伝わってくる力作です。物語の後半では日本も登場し、国境を越えるダイナミックな展開から目が離せません。衝撃の前作『ワンちゃん』から半年、スケールアップした新鋭の最新作です。

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