2008年7月3日木曜日

『許壽裳日記1940-1948 全2冊』~魯迅研究・台湾文化研究における基本資料~


『許壽裳日記1940-1948 全2冊』
 
 *近日入荷予定!
  黄英哲・秦賢次他編 福建教育出版社 2008年4月 13,650円

許寿裳(1881~1948)は魯迅と同郷であり、魯迅の日本時代以来の親友として知られる。また台湾省初代行政長官・陳儀に招かれ、1946年渡台、編訳館の館長を務め台湾の文化再建にもあたった。
本書はその約3年間の活動を中心とした手稿日記であり、上巻は影印・下巻は整理排印本にて構成される。「許寿裳日記」は過去に東京大学東洋文化研究所より「東洋学文献センター叢刊第64輯」(1993年3月)として内部発行されているが、今回新たに北京魯迅博物館の元副館長陳漱渝らが整理校閲し出版となった。
魯迅研究にはもちろんのこと、台湾文化研究にも欠かせない基本図書資料といえる。

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