2008年7月4日金曜日

速報~これから発売・入荷する本(7月4日 Part4)

306808 『龍瑛宗全集(日本語版)(全6冊)』  南天書局刊 価格16,800円
  龍瑛宗(1911-1999)は、日本統治時代の台湾において、最も世界的規模の作家である。日本語で書かれたその処女作《パパイヤのある街》及び中篇小説《媽祖宮の姑娘たち》《夜の流れ》、長篇小説《紅塵》などは、様々な世界の文芸潮流を吸収し、耽美的な繊細さと暗鬱さを備えた独特な風格で台湾民衆の精神とリアルな社会風景を描き出し、数多くの読者を魅了した。本書は、龍瑛宗の日本語作品を網羅的に収録しており、龍瑛宗研究に貴重な一次資料を提供する。

307062 『北洋練兵案』  全国図書館文献縮微複製中心 21,000円
  甲午戦争の惨敗により、清朝廷は新式の練兵方法の必要性を痛感し、光緒20年(1894年)に「新軍」の編成と訓練を発足させた。袁世凱が、光緒21年(1895年)から始めた「小站練兵」により、養成された陸軍の精鋭部隊は、その後、北洋軍閥の基幹となり、中国近代史に大きな影響をもたらした。本書は、清光緒21年(1895年)12月10日から光緒26年(1900年)3月11日までの総理各国事務衙門・軍機処・戸部・北洋大臣・出使大臣・浙江巡撫・山東巡撫・青州副都統・栄禄・袁世凱などの北洋練兵に関する文・片・函札・奏稿及びロシア公使やドイツ公使の外交照会を影印収録する...(続き)

307059 『清代稿鈔本(第二輯)(全50冊)』  広東人民出版社 735,000円
  《清代稿鈔本》は、広東省立中山図書館や中山大学図書館に収蔵されている5,000余種の清代文献から精選された2,000余種の稿本・鈔本・稀覯本を影印収録しており、その第二輯は、日記類、詩文類、清末公文档案類から成る。その中、嶺南学術大家、「東塾学派」の創始者陳澧(1810-1882)の著述《東塾遺稿》は、内容が経学・史学・哲学・文学・音韻学・天文暦算・地理山川・詩詞歌賦・書法篆刻など多岐にわたる晩清の重要な史籍であり、《朱逌然日記》《北京籠城日記》《英公使黄誥日記》なども史料的価値が高い...(続き)

307461 『中国古代地方人物伝記匯編(附人名索引)(全118冊)』  北京燕山出版社刊 1,239,000円
  本書は、広東・広西・福建・安徽・湖南・湖北・江西・江蘇・上海・浙江・雲南・河南・河北・甘粛・山東などの先秦から民国までの歴史人物32,000余人に関する伝記著作130部を影印収録する。伝記の著者には、文震孟(《姑蘇名賢小記》)、孫承澤(《畿輔人物志》)、孫奇逢(《中州人物志》)、陳寿祺(《東越文苑後伝》)、張維(《甘粛人物志》)、馬其昶(《桐城耆旧伝》)、汪兆鏞(《元広東遺民録》)などの大家が含まれており、収載人物は、名宦や名儒を主としたが、孝義・忠烈・技芸・僧道・列女などの人物も数多く記載されている。第102冊《中州先哲伝》の「張宗泰伝」は、清代には已に《四庫全書》の続編を計画していたという史実を記述した貴重な史料である。《湖北人物志略》《雲南碑伝集》《北海人范》《練川名人画像》《呉郡名賢図伝賛》《于越先賢伝》などは、版本的な価値が極めて高い。人名索引を付す。...(続き)

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