2009年4月3日金曜日

『建康實録』~標点本《建康實録》、待望の再版~

 
『建康實録 上・下』(中国史学基本典籍叢刊)
  [唐]許嵩・張忱石点校 中華書局 2009年3月 4,851円
            
《建康實録》は正史に依拠し、他の様々な資料を参照して綴られた編年史料。唐・許嵩撰。呉・孫権から陳・後主叔宝までの400年にわたる六朝の事蹟を記し、朝廷行事・土地山川・城池宮苑など古蹟に最も意を置いている。正史《三国志》「呉書」記載との異同も少なくなく、六朝時代を研究するうえで必ず参照される基本史料の一つ。本書は多数の版本を参照して整理された校勘本(縦組繁体字)。
代表的な標点本として研究者に利用されたものの、1986年の初版刊行以降入手困難な状態がが長く続いていた。このたび20余年ぶりの待望の重版となる。  【在庫有り】

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