2009年4月14日火曜日
『中国不高興―大時代、大目標及我們的内憂外患』~『中国可以説不』に続く、「超大国志向」を露にした問題作~
『中国不高興―大時代、大目標及我們的内憂外患』
宋暁軍、宋強 他共著 江蘇人民出版社 2009年3月刊 2,194円
本書は5人による共同執筆で、1996年に出版された『中国可以説不』と執筆者が一部重なり、「続編」的存在と目されている。最大の対米債権国となった中国の置かれた現況を「不高興(不機嫌)」と主張するもので、中国政府の対米協調にも不満を隠さず、軍事力の強化をも提言するなど「超大国志向」に満ちた内容となっている。3月の発売後たちまち国内外で注目を集め、10日余りで10万部を超える売上を記録、今月現在第4刷。先週、国際政治経済学者・呉稼祥氏が本書の内容を「病態民族主義」と厳しく批判する長大な文章をネット上に掲載するなど、現在も議論百出・話題沸騰の問題作。 【在庫有り】
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿