2009年6月26日金曜日

速報[6月26日④]~これから入荷・発売する本

 
303858 『清代縉紳録集成(全120巻)』
    大象出版社 2009年5月刊 1,470,000円
 本書は、清華大学図書館に所蔵されている《爵秩全覧》・《紳録全書》・《中枢備覧》を影印収録する、清代の職官制度の基本情況及び関連する多くの情報を記述する資料集である。職官の品級、頂服俸禄、職官総目、欽定会典、官員相見礼、加級記録、例給封典、赴任憑限、驛站路程、各省中挙人限額、官職の姓名や出身地、各省の地図、在京朝臣、在京各府院、六部衙門、在京七品以上の官員の官職・姓名・本籍、官職の変遷及び清代境域、民風、学校、特産、銭糧、倉貯、駅站、夫役、雑税、姓氏里居などが詳細に記述されている、清代の政治・経済・軍事・文化・行政区划の変化の研究にとって重要な参考資料である。

312988 『故宮珍蔵歴代名家墨迹(全50冊)』
    紫禁城出版社 2008年10月刊 117,600円
 本書は、故宮博物院に収蔵されている「天下第一行書」と見なされている王羲之の「蘭亭序」、乾隆「三希」の一つである王珣の「伯遠帖」、陸機の「平復帖」、章草絶品である「出師頌」及び唐代の顔真卿・柳公権、宋代の蘇東坡・黄庭堅・米芾・蔡襄、元代の趙孟頫、明代の文徴明・祝允明・董其昌、清代の王鐸・傅山・趙之謙など書道大家の作品を収録する。

316099 『費孝通全集(全20巻)』
    内蒙古人民出版社 2009年1月刊 40,425円
 費孝通(1910-2005)は、中国近代社会学・人類学・民族学の創立者の一人である。費孝通が1938年に著述した《郷村経済》は、西方人類学の泰斗馬林諾斯基に「人類学実地調査和理論工作発展中的里程碑」と絶賛され、1980年代に発表した《小城鎮大問題》は、理論的な面で中国の農村企業の成長を大いにサポートしたほか、費孝通の「中華民族的多元一体格局」「文化自覚」などの理論や《反思・対話・文化自覚》《関于文化自覚的一些自白》《“美美与共”和人類文明》などの著述も極めて高い評価を受けている。本書は、20巻に分けて1924年から2004年までの費孝通のすべての著作を網羅する。第1巻から第17巻までは学術論文、第18・19巻は翻訳作品、第20巻は書信と詩詞作品となっている。

319192 『1840―2000 中国近現代名人生平曁生卒年録』
    周新民主編 経済管理出版社 18,375円
 本書は、1840年から2000年までに逝去した近代・現代における中国の有名人12,100余名の平生や生年・没年を詳細に紹介する資料集であり、収録地域は、大陸・台湾・香港・澳門及び海外、収録分野は、政治・軍事・経済・文化・教育・文芸・衛生・科技・法律・民族・宗教など、収録範囲は、清代の皇帝、六部尚書と侍郎、各省の総督・提督・巡撫・布政使、民国政府の総統、内閣総理、総長、部長、次長、新中国の部長、副部長、省長、副省長、少将以上の将軍、教授、研究院、高級工程師、労働模範、戦闘英雄などとなっている。

318635 『湖南古印萃珍』
    陳松長編著 上海辞書出版社 2008年12月刊 13,545円
 本書は、巻頭に長沙博物館に収蔵されている漢代玉印の原拓を掲載しているほか、湖南省所蔵の戦国古璽から元代花押までの古代印璽を多数収録する。

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