2009年6月8日月曜日

速報[6月8日]~これから入荷・発売する本

318246 『中国地方志歴史文献専集・災異志(全90冊)』
    学苑出版社 2009年9月刊 予価982,800円
 地方志は、各地の建制・沿革・政治・経済・軍事・戦争・科学・技術・文化・教育・自然災害・民風民俗などを記述する中国の特有の区域性資料であり、その史料的価値は極めて高い。夥しい数の地方志の中、五行・祥瑞・霊徴・祥異などの名目で自然災害や人的災難を記載する部分はかなり多く、各地の歴史や文化の研究にとって欠かせない資料である。本書は、約3,000種の民国時代までの地方志からこのような記載をすべて集め、編纂されたものである。《中国地方志歴史文献専集》は、本志と《沿革志》《金石志》から成る。

318228 『清末民初名流書札(全5冊)』
    線装書局 2009年7月刊 予価115,500円
 本書は、清史館総裁趙爾巽及び清史館の館員達、宣南画社のメンバー、中国画学研究会の会員など、民国初期における多くの有名人の書信を影印収録する。彼らが、多くの歴史事件の経験者と博学者であり、桐城派古文派と書道の達者でもあるため、本書の史料価値も書道的価値も高い。

318223 『古今游名山記(2函12冊)』
    【明】何鏜輯 広西師範大学出版社 2009年6月刊 75,600円
 明代の学者何鏜(1507-1585)が、前人の著述した両京各地の名山についての游記及び自身の紀行文をもとに編纂した《古今游名山記》は、集大成的な名山游記として、歴史学者・地理学者に高く評価されているが、2函・12冊から構成される《古今游名山記》の最善本である嘉靖刻本は、大連図書館に1函・11冊が、日本龍谷大学に1函・1冊がそれぞれ収蔵されている。本書は、その二ヶ所に収蔵されている部分から成る《古今游名山記》の完全版。

318222 『大連図書館蔵古籍書目(4函・20冊)』
    張本義主編 広西師範大学出版社 2009年6月刊 136,500円
 大連図書館に収蔵されている約26万冊の古籍線装書籍は、主に満鉄図書館が1907年から1945年までの38年間をかけて蒐集した明清小説・地方志・叢書など計10万余冊、羅振玉の蔵書9万余冊、張作霖時代の遼寧省省長王永江の蔵書3万余冊から構成される。本書は、これらの蔵書を網羅した初の大連図書館古籍目録である。

318245 『中国民族百科全書(全15巻)』
    西安世界図書出版公司 2009年刊 予価173,250円
 本書は、7,800余幅の写真や図版を用い、《綜合巻》《漢族巻(上)》《漢族巻(下)》《満族、朝鮮族、錫伯族、赫哲族巻》《蒙古族、達斡爾族、鄂倫春族巻》《回族、東郷族、土族、撒拉族、保安族巻》《維吾爾族、烏茲別克族、裕固族、俄羅斯族巻》《哈薩克族、柯爾克孜族、塔吉克族、塔塔爾族巻》《蔵族、門巴族、珞巴族巻》《彝族、哈尼族、拉祜族、羌族、普米族巻》《白族、傈僳族、納西族、怒族、独龍族巻》《傣族、佤族、景頗族、布朗族、阿昌族、徳昂族、基諾族巻》《苗族、瑶族、畲族、土家族、高山族巻》《布依族、侗族、水族、仡佬族巻》《壮族、黎族、仫佬族、毛南族、京族巻》の15の巻、56の篇、35,000の条目にわけて、中国の56の民族の歴史や現状を詳細に紹介する。...(続き)

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