2009年6月9日火曜日
『歴史的大爆炸』『天安門,路在何方』~『改革歴程』に続き、「六四」の新事実を明かす書籍が続々刊行!
『歴史的大爆炸 「六四」事件全景実録』
張万舒著 香港天地図書 2009年5月刊 3,937円
新華社国内報道部長を務めた張万舒氏の回顧録。天安門事件当時、全国各地に駐在する新華社記者が現場で取材した一次報告すべてに目を通すことができる立場にあり、知られざる事実や政治秘話を日誌形式で、北京の現場から地方の状況まで事件の詳細を記録している。
日本のメディアでも『歴史の大爆発』の書名で「新華社元幹部の回顧録」と紹介され、これまで中国政府が「319人」としてきた事件の死者数を「727人」と告発したとされる(*1)。趙紫陽『改革歴程』とともに多くの識者から価値の高い記録として評価され、5月31日発行の「亜州週刊」特集記事「六・四!六・四!」でも取りあげられた。 【ご予約承り中】
(*1)URL:http://www.jiji.com/jc/zc?k=200905/2009051901015
『天安門,路在何方』
劉剛著 英華出版社(香港) 2009年6月刊 4,032円
著者は元北京大学院生で方励之博士に学び、天安門事件で全国指名手配された21人の学生指導者の一人。柴玲、封従徳らにつぐナンバー3と公安警察に目され、海外脱出した。本書では事件での自らの体験をもとにした小説「天安門パンドラ」及び論評類を収録する。あえて小説という体裁を用いることで、語りにくい事件の「真実」に迫る。産経新聞(5月30日)に本書の紹介記事掲載。 【ご予約承り中】
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