2009年6月2日火曜日
『合校水經注』
『合校水經注』
(北魏)酈道元 (清)王先謙 校 中華書局 2009年2月刊 8,568円
《水経注》の後世に刊行された版本には、長期流伝の中で発生した多くの誤りや経注の混同が見られる。明末以降考証学の発展に伴い、朱謀・全祖望・趙一清・戴震など多くの学者が校勘を加え、《水経注》研究の最盛期を迎えた。中でも清末の学者・王先謙の《合校水経注》は、戴震の校勘本を底本に朱謀・趙一清・孫星衍・董祐誠・盧文・丁履恒・謝鐘英など学者の研究成果を踏まえて編纂された集大成的なものである。本書は光緒18年思賢講舎刻本の完全影印本。《合校水経注》は日本国内の所蔵機関が僅かであり、このたびの出版は研究に大きく寄与するものである。
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