2009年6月15日月曜日

『言論の自由と中国の民主』~『北京の春』編集長が語る中国の「民主」と「自由」

 
『言論の自由と中国の民主』
  胡平 著 石塚迅 訳 現代人文社2009年6月刊 1,890円

天安門事件から20年、中国の民主と自由を求める営みは、事件の前も後も、粘り強く続いている。言論の自由の普遍性を訴え1975年に書かれた、民主化文献の古典「言論の自由を論ず」を初めて日本語訳。書き下ろしも収録。

《 主 要 目 次 》
私はなぜ「言論の自由を論ず」を書いたのか――序に代えて
言論の自由を論ず
 序言
 第1章 言論の自由の意義と価値
 第2章 言論の自由の力量とその実現過程
 結語
言論の自由は第一の人権である
 第1章 公に平和的に追悼をする権利
 第2章 人権概念上の様々な混乱を一掃する
 第3章 反人権論分析
 第4章 なぜ、言論の自由が第一の人権なのか
私はなぜ「言論の自由を論ず」を翻訳したのか――解説に代えて
 第1章 胡平論文との出会い
 第2章 胡平氏の略歴および胡平論文をめぐる論争――「言論の自由を論ず」が提起したもの
 第3章 「中国的人権観」における言論の自由の位置――「言論の自由は第一の人権である」が批判したもの
 第4章 『言論の自由と中国の民主』と日本
訳者あとがき

著者プロフィール:胡 平(フー ピン)
雑誌『北京の春』編集長・ニューヨーク在住。1947年8月、北京生まれ。文革期の「下放」を経て、北京大学哲学科修士課程修了。在学中の1979年に「民主の壁」運動に参加し、翌年、北京市海淀区人民代表に選任された。
83年から北京出版社の編集者、85年から北京社会科学院の研究員として働く。
87年1月に米国ハーバード大学の博士課程への留学のために出国。その後は米国在住。
88年から91年まで、海外における初の中国民主化組織である中国民主団結連盟の主席を務める。
1993年から中国民主化論壇誌『北京の春』編集長。

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