2009年6月10日水曜日
『アジアが生みだす世界像 竹内好の残したもの』~多彩なメンバーが論じる「竹内好」
『アジアが生みだす世界像 竹内好の残したもの』
鶴見俊輔 編 SURE 2009年5月刊 1,785円
2008年12月、思想の科学研究会と編集グループSUREの共催によって京大会館で開かれたシンポジウム「竹内好の残したもの」の記録。
竹内好が論じ続けた「アジア」とは何であったのか?
竹内好が残したものから、未来にむけてどんな知恵を引き出せるか?
86歳の哲学者・鶴見俊輔の企画により、気鋭の若手思想史研究者・中島岳志を基調講演者に迎え、中国文学研究者・井波律子、社会学者・大澤真幸ら多彩な顔ぶれが、世代を超えた議論を展開する。
《 目 次 》
まえがき [鶴見俊輔]
【第一部 竹内好の残したもの】
暗い時代のなかから
基調講演 アジア主義とナショナリズム
――竹内好における60年安保闘争と主体形成 [中島岳志]
言葉にできないことを抱えて [大澤真幸]
方法としての竹内好[山田慶兒]
時間を飛び越える歴史観 [鶴見俊輔]
優しさと厳しさ [山田稔]
竹内好と漢文脈 [井波律子]
【第二部 シンポジウム──竹内好を考える「場」として】
参加者:中島岳志/大澤真幸/山田慶兒/井波律子/山田稔/黒川創/鶴見俊輔
司会:那須耕介/高橋幸子
シンポジウムのあとで──交流会
竹内好略歴
参加者略歴
*本書は流通書籍ではないため、通常の書店ではお求めになれません。
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