2010年3月12日金曜日

『小姨多鶴』~TVドラマが中国で話題に 残留日本人女性の半生を描く

 
『小姨多鶴~一個日本孤女在中国非常年代的生存奇跡~』
  厳歌苓著 陜西師範大学出版社 2010年1月刊 1,837円

「新移民作家」の代表格で、映画『シュウシュウの季節(天浴)』(1998)の原作でも知られるアメリカ在住女性作家・厳歌苓の長篇小説。黒龍江省から日本への引き揚げ途中で家族とはぐれ、中国に残留した“小姨多鶴”(多鶴おばさん)の半生を描く。日本での取材を元に2008年作家出版社より出版され、『当代』長編小説最優秀賞など数々の文学賞にも選ばれた。2009年には連続テレビドラマとなり、人気女優・孫儷が多鶴を演じて高視聴率を記録、各地の放送局で放映される人気を博した。本書はドラマの好調を受けて今年1月出版されたばかりの「全新改版」。 【在庫有】


[参考] 読売新聞朝刊国際面(2月19日)
「中国で残留日本女性ドラマ好調、対日観も変化?」
http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_10021901.htm

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