2010年10月21日木曜日

速報[10月21日③]~これから入荷・発売する本

 
337116 『中国辺疆行紀調査記報告書等辺務資料叢編・二編(全20冊)』
    蝠池書院 2010年7月刊 315,000円
 《中国辺疆行紀調査記報告書等辺務資料叢編・初編》に続いて刊行される本書は、《初編》に含まれていない民国時代・清代及び宋代・元代・明代の辺疆問題に関する数多くの文献を収録する。……(略)……その中、宋代陳襄の《使遼語録》・元代郭松年の《大理行記》・明代張寧の《張方洲奉使録》及び《辺政公論》《西北雑誌》等民国時期の新聞や雑誌から集めた《伊盟郡王旗之現状》《鄂托克旗城川天主教区巡礼》《阿拉善旗之概観》《外蒙古調査記》《格徳調査録》などの文献は、中国辺疆史研究に欠かせない貴重な資料と言える。

337117 『近現代中国辺疆界務資料輯録・三編(全10冊)』
    蝠池書院 2010年7月刊 178,500円
 中国と隣国との境界線は、正確に画定されていない部分が多いため、清代以来、境界を巡るトラブル、事件乃至戦争が多発し、夥しい数の関係資料が残されている。《近現代中国辺疆界務資料輯録》は、その中の代表的なものを収録する。収録資料の形式は、公文書、档案史料、辺事匯編、奏議、外交会談節略、電報、書信、当事者の文集や日記、調査報告、メディアの評論、研究レポートなどさまざまであり、...(続き)

337096 『懐袖雅物―蘇州折扇(1函5冊)』
    上海書画出版社 2010年7月刊 231,000円
 源流が明初に遡り、精巧な制作工芸や優雅な扇面画を有する蘇州折扇(扇子)は、数百年の発展を経て、すでに実用品の次元を越え、呉文化の一つのシンボルになっているため、2006に中国の「国家級非物質文化遺産」(無形文化財)に登録された。本書は、約3,000幅のカラー写真を配し、5巻に分け、故宮博物院・台北故宮博物院・上海博物館・南京博物館・蘇州博物館及び個人の収蔵家などに収蔵されている蘇州折扇の逸品を収録する。...(続き)

337105 『中国大同雕塑全集・雲岡石窟雕刻巻(全2冊)』
337106 『中国大同雕塑全集・雲岡石窟雕刻巻(全2冊)』(精装)
    馮驥才主編 中華書局 2010年9月刊 75,600円/(精装)117,600円
 山西省大同雲岡石窟は、中国では初めて仏教を国家宗教とした五胡十六国の北魏王朝により建造された大規模な石窟群である。敦煌莫高窟・洛陽龍門石窟と並ぶ「中国三大石窟」に数えられる雲岡石窟の大小45の石窟には、シルクロードからもたらされた仏教文化が、中国独自の発展を遂げていく様がありありと刻まれており、2001年、世界文化遺産に登録された。本書は、600余幅のカラー写真や図版を配し、「一図一説明」の形式で雲岡石窟の様々な雕刻の年代・歴史背景・形制・芸術風格・題材・布局・装飾模様などを詳細に紹介する。

337107 『中国大同雕塑全集・寺観雕塑巻(全2冊)』
337108 『中国大同雕塑全集・寺観雕塑巻(全2冊)』(精装)
    馮驥才主編 中華書局 2010年8月刊 92,400円/(精装)134,400円
 中国古代雕刻芸術の到達点を示す傑作である三つの「九竜壁」のうち、一つは大同にある。そのほか、華厳寺・善化寺・法華寺・大清真寺・帝君廟及び純陽宮など大同の「五寺一宮」にも数多くの古代雕塑作品が残されているため、大同は、「中国雕塑之都」と称されている。本書は、600余幅のカラー写真や図版を配し、「一図一説明」の形式で大同の様々な寺院や道観の古代雕刻の年代・歴史背景・芸術風格・装飾模様などを詳細に紹介する。

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