2010年10月12日火曜日

10月8日の新着和書~『郭沫若の世界』『儒教と中国』『中国現代文学論考』他

 
「郭沫若の世界」
    岩佐昌暲、藤田梨那、武継平 編著 花書院 2,500円

「三国志 第5巻 文春文庫」
    宮城谷昌光著 文藝春秋 630円

「三国志 第6巻 文春文庫」
    宮城谷昌光著 文藝春秋 630円

「儒教と中国 二千年の正統思想 講談社選書メチエ」
    渡邉義浩著 講談社 1,680円
  *儒教が「国教」となったのはいつか。皇帝と天子は同じものか。曹操はなぜ文学を称揚したか。諸葛亮は何を守ろうとしたのか。「竹林の七賢」は何に抵抗したか。国家の正統性を主張し、統治制度や世界観の裏づけとなる「正統思想」の位置に儒教が上り、その思想内容が変転していく様を、体系性と神秘思想の鄭玄、合理性と現実主義の王粛、光武帝、王もう、曹操や諸葛亮など、多彩な人物を軸にして、「漢」の成立と衰退、三国、魏晉時代の歴史を交えながら描き出す。

「僧侶と海商たち 選書日本中世史 4 講談社選書メチエ」
    榎本渉著 講談社 1,680円

「中国現代文学論考」
    萩野脩二著 関西大学出版部 3,675円
  *中国の文化大革命は、世界にもまれな実験であった。その時期に行なわれた五七幹部学校は、中国知識人を収容し改造することを目的としたがゆえに異色なものであったが、実態はよくわかっていなかった。本書はその五七幹部学校の実態を解明し、問題点を考察する。また、次世代の知識人(莫言、高行健、余華など)の活躍についても論じる。

「李嗣源 上 文庫」
    仁木英之著 朝日新聞出版 861円

「李嗣源 下 文庫」
    仁木英之著 朝日新聞出版 882円

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