2012年11月8日木曜日

[催事情報] 講演会 カメラが開く記憶の扉――中国ドキュメンタリー映画の試み(11/16)

 
【催事情報】
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■神奈川大学 人文学会・非文字資料研究センター共催講演会
  カメラが開く記憶の扉――中国ドキュメンタリー映画の試み


今秋、フェスティバル/トーキョーの招きで来日される、中国ドキュメンタリー映画のパイオニア・呉文光氏と、注目の若手女性監督である章夢奇氏、鄒雪平氏をお迎えし、カメラが記憶を記録することについて、具体的な作品を紹介しながら語っていただきます。とりわけ、三氏が近年共同で取り組んでいる「民間記憶」(庶民の記憶)を記録する「メモリー・プロジェクト」は、市井の人々の文字化されない記憶を、映像や演劇というメディアを通して掘り起こそうとする試みとして、国内外で多くの注目を集めています。日中両国の政治的対立ばかりがクローズアップされる今日、私たちが隣国の人々の日常や多様な芸術活動について知る、貴重な機会となるでしょう。

▼日時:11月16日(金) 13:00-16:00
▼会場:神奈川大学横浜キャンパス23号館205教室
  〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
  URL:http://www.kanagawa-u.ac.jp/access/yokohama/
▼講師:呉文光、鄒雪平、章夢奇(ドキュメンタリー映画監督)
  通訳・解説 秋山珠子(神奈川大学非常勤講師)
▼入場無料・来聴歓迎
▼主催:神奈川大学人文学会、神奈川大学日本常民文化研究所付置非文字資料研究センター
  協力:フェスティバル/トーキョー(F/T)
▼問い合わせ先:神奈川大学非文字資料研究センター
  TEL:045-481-5661(内線3532)
▼プログラム:
  開会の挨拶 大里浩秋(非文字資料研究センター副センター長)
  13:00-14:30 第1部 記録と記憶―中国ドキュメンタリー映画の起源をめぐって
   
中国ドキュメンタリーのパイオニア・呉文光氏の創作の起源をたどり、記録と記憶の交錯を見つめます。
  14:40-16:10 第2部 記憶への挑戦―「メモリー・プロジェクト」とドキュメンタリー制作
   近年呉文光氏が主導する「メモリー・プロジェクト(民間記憶計画)」に参加する若手監督・章夢奇氏、鄒雪平氏の作品(部分)を上映し、埋もれた記憶を掘り起こす試みについて論じていただきます。