「黄禍論:日本・中国の覚醒」
W・K・フォン・ノハラ著/高橋輝好訳 国書刊行会 1,890円
*元共同通信記者が追い続けた問題の書――:調べてみるとK.ノハラは、日独合作映画『新しき土』の原作者らしい。大スター原節子の出世作であるこの映画は、日独防共協定交渉の隠れ蓑であった。何とノハラは日独の裏面史に影を落とす人物だった。この「黄禍論」は、「黄禍」を切り口にした世界史的スケールの東西関係論で、1930年代という物騒な時代を背景にして、同時代史として読み応えがある。本書のテーマは日本と中国だ。この本の今日性もそこにあるだろう。(訳者)
「貞観政要 上」
呉兢撰/水野聡訳 能文社 各3,465円
「中国語トレーニングブック:30回読むだけで確実に身につく!」
張弘著 NHK出版 1,575円
「東洋古典学研究 第34集」
東洋古典学研究会 2,500円
「ビジュアルタイペイ台北観光ガイド、国立故宮博物院案内(2巻セット)」
清水仁著 書香堂 1,785円
*台北と台北近郊の観光スポット、グルメ、エステ、ショッピングなどの情報を写真とともに紹介。世界4大博物館のひとつに数えられる国立故宮博物院の所蔵品の図版と解説も掲載。
「燃え上がる国境の島・尖閣諸島、竹島の歴史と真実/宝島社新書」
山本皓一著 宝島社 840円
「論語テキスト:四九九章の訓と解(第二版)」
二上俳諧塾 2,000円