2012年11月6日火曜日

[催事情報] シンポジウム 「等級的基準作製の観点から見た日本所在中国古籍鑑定研究」(11/28)

 
【催事情報】
小社に寄せられた、中国関係のイベント・シンポジウムなどの情報をご紹介いたします。最新の情報はコチラでご確認ください。

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■独立行政法人日本学術振興会・科学研究費助成事業・学術研究助成基金助成金
  挑戦的萌芽研究(課題番号23652076)によるシンポジウム(2)
  「等級的基準作製の観点から見た日本所在中国古籍鑑定研究」


日本に漢字文化の基礎として輸入保存された中国の宋時代以前の写本、また宋・元・明・清時代の貴重な刊本(印刷本)について、中国の「古籍を等級によって価値分類する国家プロジェクト」に倣い、日本に即した中国古籍の価値基準等級を試作するための基盤研究であると同時に、日中の古典籍文化の交流史を具体的に整理する研究です。

▼日時:11月28日(水) 13:30-17:00
▼場所:慶應義塾大学 北館第二会議室
▼聴講無料(通訳付き) 図書館関係者大歓迎
▼お問い合わせ:慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 高橋智
  〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
  URL:http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
  TEL:03-5427-1466
  E-mail:satosi@sido.keio.a.jp
▼プログラム:
  [研究項目説明]
    高橋 智(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授)
  [講演]
    「中国古籍保護と普査事業の現状」 陳 紅彦(中国国家図書館古籍館館長)
    「中国古代写本の真偽と等級」 李 際寧(中国国家図書館研究員)
  [論評]
    高田時雄(京都大学人文科学研究所教授・中国蘭州大学特聘教授)
▼講演者プロフィール:
  陳紅彦(チェン ホン エン)氏:
 
 1965年北京生まれ。北京大学中文系古典文献専業卒業。現在、中国国家図書館副館長・兼古籍館館長。この間、中国国家古籍保護センター長も歴任。『中国版本文化叢書―元本』『芸香閣叢書―冀淑英文集』等、古籍全般に亘る論文多数。
  李際寧(リー ジー ニン)氏:
   1960年江蘇省興化生まれ。蘭州大学歴史系卒業。現在、中国国家図書館善本特蔵部研究館員。中国敦煌トルファン学界理事、中国社会科学院仏教研究センター研究員 『仏教大蔵経研究論稿』『中国版本文化叢書―仏教版本』等、仏教版本・写本に関する論文多数。
  高田時雄(たかた ときお)氏:
   1949年大阪市生まれ。京都大学文学部文学研究科で中国語史専攻。Ph.D(仏社会科学高等研究院 1980)博士(文学)(京都大学 2005)。専門は言語史、敦煌学。『敦煌資料による中国語史の研究』『中国語史の資料と方法』『草創期の敦煌学』『敦煌・民族・語言』等。