2012年11月12日月曜日

11月9日の新着和書~『詩仙とその妻たち:李白の実像を求めて』『蒼海に交わされる詩文』他



 
「詩仙とその妻たち:李白の実像を求めて」
    筧久美子著 研文出版 2,940円
  *唐の大詩人、李白。人民的で人間らしく、正直な文学者だったというその生きざまや、彼の妻たちについて論じる。著者の20代後半から70歳に及ぶ50年間に書かれた、李白に関する論考や学会での発表、書評、随筆などを集録。

「茶のチカラ 薬になる中国茶図鑑」
    講談社編/董占軍監修/中国国際放送局共同取材 講談社 1,470円

「北東アジアのコリアン・ディアスポラ:サハリン・樺太を中心に」
    今西一編 小樽商科大学出版会 1,841円

「なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか:中国大虐殺史」
    石平著 ビジネス社 1,000円

「蒼海に交わされる詩文 東アジア海域叢書」
    堀川貴司、浅見洋二 編 汲古書院 7,350円
  *中世から近代に至る時代に蒼海を通って行き交った漢詩文に焦点を当て、漢字文化圏における文学交流を多角的に考察。五山禅林を中心とする漢詩文の交流が、以後の時代においてどのように変化していったのか、その一端を探る。

「陸羽『茶経』の研究」
    熊倉功夫、程啓坤 編 宮帯出版社 3,675円