2012年11月2日金曜日
速報[11月2日②]~これから入荷・発売する本
363311 『中国近代中医薬期刊彙編総目提要』
段逸山編 上海辞書出版社 2012年5月刊 7,875円
《中国近代中医薬期刊彙編》は、5つの輯(212冊)に分け、清末から1949年までに上海・蘇州・無錫・北京・広州・天津・太原・南京・重慶などで発行された49種の中医薬関係の期刊を影印収録し、20世紀前半の中国における中医薬の実態の研究に貴重な一次資料を提供している。その中、周雪樵・王問樵主編の《医学報》、裘吉生主編の《紹興医薬学報》、張賛臣主編の《医界春秋》、秦伯未主編の《中医世界》、魯淵雷主編の《中医新生命》などは、中医薬の研究や学術交流に大きな役割を果たしたとされている。本書は、「提要」の形式でこれらの中医薬関係期刊の概況・主要内容・学術的地位・貢献・価値などを紹介する。
363303 『中国歴史考古学論集』
徐蘋芳著 上海古籍出版社 2012年5月刊 7,245円
中国考古学界元理事長徐蘋芳(1930-2011)は、元大都、金中都、杭州南宋臨安城、揚州唐宋城などの考古発掘を主宰した著名な考古学者である。《徐蘋芳文集》の第一巻である本書は、徐蘋芳の代表的な学術論文40篇を収録する。その内容は、中国文明の源流、中国考古学の樹立や発展、中国古代の墓葬制度、中国簡帛文書档案の整理、宋元明考古考察、中国城市考古、魏晋銅鏡、唐代戯弄俑、宋元雑劇などに及び、徐蘋芳の学術研究の成果を全面的に反映する。
363365 『美国政府解密档案(中国関係)美国駐安東領事館領事報告(1904-1906)』
広西師範大学出版社 整理/劉玉紅、尹姫 提要 広西師範大学出版社 2012年5月刊 21,000円
本書は、1904年から1906年にかけて中国安東駐在のアメリカ領事館がアメリカ国務院に送った35通の外交文書及びアメリカ国務院の回答文書を影印収録する。長い間、秘密扱いされていたこれらの文献の内容は、アメリカ奉天領事館と安東領事館の担当地域の画定、アメリカ東方巡回法廷設立法案の流産、米中発展公司試験案の判決などに関連しており、晩清中米外交史研究の貴重な一次資料と言える。
363279 『保定商会档案(全8巻20冊)』
河北大学宋史研究中心、保定市档案館 整理/姜錫東、許平洲、梁松濤 主編 河北大学出版社 2012年3月刊 588,000円
鴉片戦争以降、保定は華北地区の重要な工商業の中心地として栄えており、1907年に創立された保定商会は、保定地区の工商業の発展に大きな役割を果たした。「保定商会档案」は、1907年から1949にわたる保定商会の組織構成・機構設置・歴史沿革・人員更迭・役割及び保定における工商業・金融業・物資・物価などに関する文献資料を大量に保存しており、「天津商会档案」「蘇州商会档案」と並ぶ近代中国の最も完備な商会档案の一つと位置付けられている。本書は、8巻20冊に分け、「保定商会档案」を影印収録する。各巻のタイトルと冊数は、下記の通り。...(続き)
363376 『2012年中国税制概覧(第16版)』
劉佐編 経済科学出版社 2012年3月刊 2,016円
中国現行の税収制度の基本情況を紹介する本書は、下記の内容から構成。
中国税制的発展・中国現行税制体系・増値税・消費税・車両購置税・営業税・関税・企業所得税・個人所得税・土地増値税・房産税・城鎮土地使用税・耕地占用税・契税・資源税・車船税・船舶噸税・印花税・城市維護建設税・烟葉税・固定資産投資方向調節税・主要税収優恵・国務院規定税務部門徴収的非税財政収入項目・税収徴収管理制度・税務行政復議・財政、税務、海関組織機構和税収徴収管理範囲劃分・附録・主要資料来源
363358 『北京西城文物史迹・第1輯(上下)』
北京市西城区文化委員会編 北京燕山出版社 2011年12月刊 36,960円
数多くの写真を配し、北京市西城区の歴史文化保護区・文物保護単位・文物建築などを紹介する本書は、上巻、南長街歴史文化保護区や北長街歴史文化保護区などの歴史文化保護区及び文物保護単位、下巻、城楼橋梁・寺観・家廟祠堂・清真寺・教堂・衙暑会館・王公府第・胡同四合院和宅院・名人故居・石刻石雕・遺址墓葬和出土文物・近現代文物など、文物建築をそれぞれ紹介する。
363006 『近現代日本渉華密档・海軍省巻(1872-1933)(全70冊)』
李力、郭洪茂 主編 線装書局 2012年5月刊 882,000円
明治5年(1872年)に創設された日本海軍省は、第二次世界大戦終戦まで日本の海軍を統帥した軍事機関である。本書は、1872年から1933年までの夥しい数の海軍省秘密档案から精選された対中国関係の文献を12巻に分け、年代順に収録する。その内容は、明治7年(1874年)の台湾事件、明治27年・28年(1894年・1895年)の日清戦争(甲午戦争)、明治33年(1900年)の清国事変(義和団の乱)、明治37年・38年(1904年・1905年)の日俄戦争、明治44年(1911年)の清国事変(辛亥革命)及び大正・昭和時代に起きた様々な歴史事件にわたり、史料価値が高い。