2012年11月5日月曜日

11月2日の新着和書~『漢字字體史研究』『中国語12シーン 会話と表現』他


「漢字字體史研究」
    石塚晴通編 勉誠出版 8,400円
  *中国周辺民族は古来固有の文字を持たず、漢字漢文を受容してそれぞれの文化を形成して来た。その過程で、漢字の草体化・省画化・増画化或いは漢字の構成原理を応用して、固有文字を生み出して来た。それ故に、漢字の果して来た役割は限りなく大きい。漢字文献の記述において、字体への意識はどのように働いたのか、その規範は如何なるかたちで作り出され、作用したのか。漢字字体の歴史的・地域的変遷や諸文献中の字体異同、実用例と字書記述とを相互的に検討することにより、字体のもつ資料的意義を体系化し、対象文献の時代比定や作成背景を探る画期的資料論。

「秋成前後の中国白話小説」
    徳田武著 勉誠出版 10,290円

「教師のための中国語音声学」
    平井勝利著 白帝社 2,100円

「新装版 中医臨床のための方剤学」
    神戸中医学研究会編著 東洋学術出版社 7,560円

「第二次尖閣戦争/祥伝社新書」
    西尾幹二 青木直人 著 祥伝社 840円

「中国語12シーン 会話と表現」
    原瀬隆司、何秋平、植松希久磨 著 光生館 1,995円
  *本書は中国語学習の初級段階を終えて,次のステップにチャレンジする人たちのために作られた自習用参考書である。本書では,中国の人々の言語生活を12のシーンに分け,各シーンで「会話」「表現」「語句」の3つの角度から,よく使われる実用的で簡潔な文・語句を豊富に取り上げている。読者にはこれらの語句・文の意味をしっかり理解し,それらが使われているシーンを強くイメージし,CDをよく聴き,何度も大きな声で読んでいただきたい。そうすれば,必ず中国語が口をついて出て来るようになるはずである。中国の経済的発展,活発化する人々の移動・交流,そしてITの急速な普及は中国社会に大きな変化をもたらすとともに,中国語の語彙を確実に増やしている。本書を読めば,このことを実感するであろう。語句索引付(約1300語)。

「中国語研究 第54号」
    『中国語研究』編集委員会編 白帝社 2,100円

「日本語と中国語のヴォイス」
    日中対照言語学会 白帝社 2,940円

「日本を呪縛する「反日」歴史認識の大嘘」
    黄文雄著 徳間書店 700円