313333 『四書伝注会要(全11冊)』
鍾肇鵬編 国家図書館出版社 2008年12月刊 173,250円
《大学》《中庸》《論語》《孟子》から成る《四書》は、儒教思想の精髄を示す儒学基本典籍である。歴代とりわけ明代以降に汗牛充棟ほど刊行された《四書》研究著作は、中国思想史の重要な構成部分であるが、その多くは、朱熹などの巨匠の著述に圧倒され、あまり知られていなかった。本書は、南宋から清末までの代表的な《四書》詮釈・解釈の著述20種を収録し、儒家思想の発展の研究に貴重な一次資料を提供する。
057733 『祁彪佳文稿(全3冊)』
国家図書館出版社 2008年12月刊 47,250円
明崇禎時期の著名な政治家祁彪佳(1602-1645)の著述は、文学的価値も史料的価値も高いが、様々な文献や文集に散在しているため、研究に不便をもたらしていた。本書は、祁彪佳の奏疏・日記・書信・文学作品15種を収録しており、祁彪佳研究に寄与する。その中、《遠山堂詩集》が清初の抄本であり、ほかの14点は、いずれも明末の抄本や稿本であり、版本的価値も高い。
313247 『天津図書館古籍善本書目(全3冊)』
天津図書館編 国家図書館出版社 2008年12月刊 18,900円
書目の形式で天津図書館が1908年に創立されてから蒐集した善本古籍4,860種を収録する。それぞれの書名・著者・版本・附注・館蔵号碼が明記され、書名と著者名の四角号碼索引も付しており、実用性が高い。
311053 『錫伯族民間散存清代満文古典文献』
新疆人民出版社 2008年7月刊 19,950円
本書は、錫伯族の民間に散在している清代の満文古典文献44点を収録する。主な内容は次の通り。《太平寺碑記》:1950年代に沈陽で発見された、錫伯族の源流や清初における錫伯族南遷の実態を記述する嘉慶年間の碑文。《錫伯営総管档房事宜遺稿》:伊犁錫伯営の駐屯・異動及び察布査爾渠の建設を記録する档案資料の遺稿。《図伯特神位献詞》:錫伯営総管図伯特が主導し、察布査爾大渠を建設した功績を記述。《同治年間紀事》《伊犁事変記(1-4)》《清朝同治初年至金順将軍進駐伊犁前後情況》:同治初年に起きた伊犁農民蜂起、ロシアによる伊犁占領、清政府の伊犁回収などの史実を詳細に記述。《頓吉納見聞録(1-5)》:...(続き)
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