2009年1月13日火曜日
『章太炎説文解字授課筆記』
章太炎 講授 朱希祖・朱希祖・銭玄同・周樹人 記録
中華書局 2008年12月刊 35,700円
章太炎が在日中の1908年7月、東京「民報社」などにおいて中国人留学生に講座を開設、銭玄同・朱希祖・周樹人(魯迅)・周作人・許寿裳ら7名に《説文解字》を講義した。本書は、銭玄同・朱希祖・周樹人3人の受講筆記を《説文解字》の文字順に整理・編纂した縦組繁体字本。北京師範大学の陸宗達・王寧両教授が10年もの歳月をかけて整理し、講義より100周年にあたる昨年出版に至った。章太炎の「説文」研究の具体的成果を記録した筆記資料であり、章太炎学術思想研究そして中国近代学術史上においても得難い貴重な一次史料の出版といえる。
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