2009年3月刊 予価420,000円
清末の名臣・洋務運動の重鎮張之洞（1837-1909）により編纂された《書目答問》は、経・史・子・集・叢書の五部に分けて、書目の形式で中国の最も重要な伝統典籍2,200余部を紹介する。各典籍の巻数・作者・版本などを明記するほか、独自の見解を持ち、按語及び附録「別録」「黒朝著述諸家姓名略」の形でその学術的な価値を紹介しているため、陳垣・魯迅・胡適などの大家に高く評価された。光緒2年（1876年）に初版が刊行されてから、多くの翻刻本や批校本が次々と世に出て、後世の学術研究に極めて大きな影響を与えた。本書は、《書目答問》に掲載されている典籍から...（続き）
313528 『宋元善本図典（国家図書館巻）（全30冊）』
浙江古籍出版社 2008年8月刊 378,000円
本書は、4,998幅の「書影」（書籍の実物写真）と350万字の「著録」（説明文）を用い、経・史・子・集の4つの部分に分け、国家図書館所蔵の「国家一級文物」である宋元善本1,546種を紹介する宋元善本研究の集大成的な資料集である。附録《綜合索引》分冊は、人物・斎号・刻坊簡介、蔵書楼簡介、年号表、避諱表などを収録し、《歴代収蔵家鑑賞章》分冊は、歴代の収蔵家たちが使っていた鑑賞印を紹介する。
313527 『国家珍貴古籍選刊（全8冊）』
広陵書社 2008年12月刊 136,500円
本書は、中国屈指の民族資本家栄徳生（1875-1952）が、故里の無錫図書館に寄贈した元天歴至正本《范文正公集》20巻・《別集》4巻、明嘉靖本《古源山人日録》10巻、明嘉靖本《馬端粛公奏議》16巻、明嘉靖本《孟東野詩集》10巻・《聯句》1巻、明嘉靖本《諸儒講義》2巻、明隆慶本《古文類選》18巻など6種の古籍を収録する。いずれも第一批《国家珍貴古籍名録》に記載されているものであり、収蔵価値も史料価値も極めて高い。
313526 『熊希齢集（全8冊）』周秋光編 湖南人民出版社 2008年7月刊 51,450円
本書は、中華民国の初代総理熊希齢（1870-1937）の試巻・奏折・呈文・條陳・政論・専著・演説・談話・函電・札記・詩詞・啓事・序跋・聯語・題詞・祝辞・祭文及び氏が署名した公文・命令・批示・布告・委任状・証券・合同・数据などを年代順に収録する。《湖湘文庫》シリーズの1点。
313522 『蒲城張氏蔵秦腔古譜』
張新文収蔵整理 学苑出版社 2008年10月刊 51,450円
本書は、陝西蒲城張新文氏により収蔵されている大量の陝西地方戯曲秦腔の臉譜（隈取）を3つの部分に分けて紹介する。「明対山秦腔臉譜」部分は、数の多さと年代の古さを特徴とし、「清趙雲漢絵秦腔臉譜」部分は、清代の文人趙雲漢により描かれた34幅の臉譜を、「清無名氏絵秦腔臉譜」部分は、清末の民間芸人により描かれた106幅の臉譜を掲載する。《易俗社秦腔臉譜》《三意社秦腔臉譜》《歴代秦腔故事臉譜》と共に《秦腔臉譜叢書》を構成する。
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