368958 『精編国語辞典』
五南辞書編輯小組編 五南図書出版公司 2012年10月刊 予価5,481円
本辞典は、台湾教育部頒布の「常用国字標準字体」「次用国字標準字体」に基づき、他の中型辞書の収録語彙及び流行語、新語を参照し、使用頻度の最も高い7,000余の親字と11,000余の語彙に解釈・例句を付して収録する学生や一般読者向けの中型の「台湾華語」辞典である。《携帯中文系列》の1点。
368969 『中心到辺陲的重軌与分軌―日本帝国与台湾文学・文化研究(中)鏡像・台湾』
368970 『中心到辺陲的重軌与分軌―日本帝国与台湾文学・文化研究(下)鏡像・台湾』
呉佩珍主編 国立台湾大学出版中心 2012年8月刊 (上・下)各4,252円/(中)4,725円
《中心到辺陲的重軌与分軌―日本帝国与台湾文学・文化研究》は、上中下3冊に分け、日本の殖民地支配が台湾の文学・文化に与えた影響を論述する日本人や台湾人研究者により日本語で書かれた論文を中国語に翻訳して収録する。論文の著述者は、垂水千恵・星名宏修・野間信幸・下村作次郎・石崎等・中島利郎などが含まれており、論文の内容は、日本の近代的な文学・文化・美術と台湾との関係、台湾人作家呂赫若・楊逵・張文環・龍瑛宗などの作品の創作背景、台湾ゆかりの日本人作家佐藤春夫・西川満の「植民地文学」、「皇明化運動」時期における台湾文学の発展、台湾作家と朝鮮作家との関係などにわたる。《台湾文史研究訳叢》シリーズの1点。
368972 『中央研究院歴史語言研究所所蔵内閣大庫档案史料彙編(全2冊)(附DVD-ROM)』
劉雲錚主編 中央研究院歴史語言研究所 2012年6月刊 25,200円
目録と索引各1冊及びDVD-ROMから構成される本書は、数多くの明清史料や明清档案及び《中央研究院歴史語言研究所所蔵内閣大庫档案目録》に基づき、集めた5,275点の台湾関係の史料を収録する。DVD-ROMには、档案の画像データと検索システムが収蔵される。
368977 『中華民国国史紀要1元年―十年』
呉淑鳳、薛月順、張世瑛 等編 国史舘 2012年9月刊 2,835円
《中華民国国史紀要》は、「紀要」の形式で中華民国の歴史を記述する編年体歴史資料である。10年ごとに1冊となっており、1冊目の内容は、民国肇建・臨時約法・国会開幕・二次革命・張勲復辟・対徳宣戦・南北議和・五四運動・外蒙与西蔵問題・中国共産党成立及び国語運動・新式学制・新思潮知識刊行物・法院与法典・司法独立・所得税与印花税・証券交易所成立などに及ぶ。
369035 『濮陽西水坡(上下)』
南海森主編 中州古籍出版社 2012年7月刊 19,320円
1987・1988年に行われた河南省濮陽西水坡遺迹への考古発掘調査は、新石器時代・東周・西晋・唐宋時期の文化遺存が多数発見され、内外の考古学界の関心を集めた。とりわけM45墓地で発見された約6,500前の新石器時代の竜虎蚌殻図案は、竜が中華民族のトーテムになる過程を知る重要な手掛かりとして重要視されている。本書は、濮陽西水坡考古発掘調査の報告集。
369053 『彭真年譜(全5巻)』
《彭真伝》編写組編 中央文献出版社 2012年8月刊 12,600円
彭真(1902-1997)は、北京市長、全国人民代表大会常務委員会委員長、中国共産党中央委員会政治局常務委員などの要職を歴任した「毛時代」「鄧時代」における中国のトップレベルの指導者の一人であるが、「文革」中に失脚し、12年にわたる監禁や流刑を余儀なくされた。本書は、様々な歴史文献や档案資料をもとに、年譜の形で彭真の波瀾万丈な一生を再現する。