367874 『菊苑留痕―首都図書館蔵北京各京劇院団老戯単』
倪曉峰主編 学苑出版社 2012年7月刊 13,440円
戯単とは、観衆に戯曲の演目の詳細を紹介するために作られた1枚の宣伝チラシのことを指す。本書は、大量のカラー写真を用い、1951年から1966までの中国戯曲研究院・北京京劇団・梅蘭芳京劇団・大平京劇団・馬連良京劇団・首都実験京劇団・宝華京劇団・嘯声京劇団・燕鳴京劇団・明来京劇団・和平京劇団・同和京劇団・春秋京劇団・蓉青京劇団・民生京劇団・燕声京劇団・鳴華京劇団・先鋒社・奎徳社など京劇団や京劇院の古い戯単400余枚を年代順に収録し、京劇の各流派の伝承、劇団の変遷、劇場の沿革、演目の流伝などの研究に貴重な一次資料を提供する。「文革」後から徽班進京200周年に当たる1990年までの一部の戯単や北昆の戯単も収録されている。
367890 『周一良批校《顔氏家訓》』
[斉]顔之推著、周一良批校 国家図書館出版社 2012年10月刊 予価42,000円
……(略)……本書は、当代の著名な学者周一良（1913-2001）の批注を付した《顔氏家訓》であり、周一良の人生体験や独特の視角が反映されている。
367891 『重訂文選集評（全3冊）』
[清]于光華集評 国家図書館出版社 2012年10月刊 予価75,600円
清代学者于光華により編纂された《重訂文選集評》は、明代後期から清代中期にかけて《文選》に評点を加えた文章や著述を網羅的に収録する資料集である。明清時代の《文選》研究成果、それまでの《文選》評点の内容、明清時代の《文選》批評の主要な精神、《文選》評点史上の大家たちの学術研究の成果、多くの《文選》評点著作の内容などが反映されているため、後世の《文選》研究に大きな影響を与えた。本書は、《重訂文選集評》清代刊本の影印本。
367894 『歴代文廟研究資料匯編（全14冊）』
陳其泰、耿素麗選編 国家図書館出版社 2012年9月刊 135,450円
文廟（孔廟・夫子廟とも称す）は、中国古代の重要な教育機関である。本書は、清代と民国時代における21種の文廟関係の資料を影印収録しており、いずれも文廟の歴史・沿革・建置・制度・教育・礼儀・楽舞・建築の研究に欠かせない貴重な資料である。収録明細は、下記の通り。
《文廟賢儒功徳録》《欽頒文廟楽譜》《文廟従祀弟子賛》《文廟史典》《文廟丁祭譜》《文廟大成祀譜》《文廟礼器図式》《文廟祀位》《文廟上丁礼楽備考》《文廟通考》《文廟祀典考》《文廟新輯》《文廟賢儒景行録》《文廟従祀位次考》《文廟思源録考》《文廟祀典》《文廟紀略》《文廟従祀先覧先儒考》《文廟続通考》《文廟備考》
367895 『諸家評点古文辞類簒（全5冊）』
徐樹錚輯 国家図書館出版社 2012年10月刊 予価94,500円
……(略)……清末から民国初期にわたり、当時の都門印書局は、数多くの《古文辞類簒》に対する評点を原書に加えた《諸家評点古文辞類簒》を刊行し、読者に便利をもたらした。本書は、都門印書局民国5年鉛印本《諸家評点古文辞類簒》の影印本である。
367948 『康有為往来書信集』
本書は、1883年から1927年にかけて、康有為（1858-1927）が、当時の公卿大臣、通人名士、師友門人、親族子弟などとの間に交した書信918通（往函608通、来函328通）を収録する。書信の相手は、梁啓超・万縄栻・馬福祥・王寵恵・王揖唐・尹昌衡・孔令儁・孔徳成・鄧如琢・左孝同・石徳芬・龍沢厚・龍済光・盧永祥・田維勤・大隈重信・山岡音高・犬養毅・岡田正樹など内外の有名人が含まれており、その内容は、戊戌維新・民初の「共和」政体・袁世凱復辟・宣統復辟・祀天祭孔宣伝・聯省自治・廃督裁兵・五族共和など清末民初の重大な歴史事件にわたり、史料的価値が高い。《中華史料叢刊》シリーズの1点。
367983 『武漢民国初期史料（1912-1926）』
武漢地方志編纂委員会辨公室編 武漢出版社 2012年9月刊 12,600円
武漢は、辛亥革命の発祥地であるが、民国初期の1912年から1926までの14年間にわたって、段祺瑞・段芝貴・王占元・蕭耀南などの軍閥の統治により、武昌兵変・湘鄂戦争・川鄂戦争及び二七惨案・六一一惨案などが次々と起こり、民生が極めて疲弊していた。一方、武漢地区は、最も早く中国共産党の地方組織ができた地域の一つでもあり、1923年に起きた「京漢鉄路大罷工」（ストライキ）は、中国共産党の力量を示す最初の大事件であった。本書は、民国初期における武漢地区に関する史料を網羅的に収録する。《武漢近代史料叢書》シリーズの1点。
367984 『中華書信語辞典』
葉帆編著 武漢出版社 2012年3月刊 予価4,200円
9,300余条の書信用語を収録する本書は、下記の内容からなる。...（続き）
368018 『賀普仁臨床点評本・清巻（全15冊）』
368019 『賀普仁臨床点評本・明巻（全15冊）』
賀普仁總主編 北京科学技術出版社 2012年9月刊 各84,000円
《賀普仁臨床点評本》（明清巻）は、《中華針灸宝庫》シリーズの1点であり、《明巻》と《清巻》（各15冊）に分け、《針灸問答》《針灸捷径》《採艾編翼》《針灸秘法全書》など針灸学の基本典籍を含む明清時期の針灸学の専門著作や関係著述97種を収録する。原書の竪組版をすべて横組版に変え、それぞれ「原文」と「点評」の二部分から構成され、読みやすい。
368037 『中国地方志集成・省志輯・新疆、青海、西蔵（全3冊）』
鳳凰出版社 2012年9月刊 79,800円
本書は、清代の地方志《乾隆欽定皇輿西域図志》《宣統新疆図志》《青海志》《乾隆西蔵志》《嘉慶衛蔵通志》の影印本の合訂本である。それぞれ新疆・青海・西蔵地区の歴史・沿革・政治・経済・軍事・文化・交通・民俗・風習などを全面的に記述する方志であり、史料的価値が高い。
