2009年3月12日木曜日

速報[3月12日①]~これから入荷・発売する本

 
成都考古研究(一)315196 『成都考古研究(一)(上下)』
    成都文物考古研究所編 科学出版社 2009年1月刊 18,900円
 本書は、大渡河中游先秦考古学文化的分期及相関問題、峡江地区龍山時代遺存初歩研究、三星堆系青銅容器産地問題、成都地区戦国考古学遺存初歩研究、滇東黔西地区青銅時代族群芻議、邛崍文管所所蔵「三段式神仙鏡」的図像研究、四川地区宋代金銀器研究、水井街酒坊遺址的発現与探索、関於細石器技法起源的一点看法―以楔形石核的時空分布為中心など57篇の論文を収録する。これらの論文の内容は、時代は先史時代から秦漢までであり、地域は四川盆地及び峡江地区・川西高原・雲貴地区にわたる。

315194 『陳独秀著作選編(1897-1942)(全6冊)』
    任建樹編 上海人民出版社 2009年1月刊 15,645円
陳独秀著作選編(1897-1942) 本書は、陳独秀の1897年から1942年までの主要な著述を影印収録する。第1巻から第5巻までは、《新青年》《向導》《安徽俗話報》など当時の権威的な雑誌に掲載された文章を、第6巻は、陳独秀の代表的な言語学著述《小学識字教程》及び一部の書信をそれぞれ収録する。

315199 『史記会注考証(全14冊)』
    【日】瀧川資言編 新世界出版社 2009年1月刊 19,320円
 南朝劉宋裴駰の《史記集解》130巻、唐司馬貞の《史記索隠》30巻、唐張守節の《史記正義》130巻から成る「三家注」は、《史記》の最も権威的校注本であるが、北宋以降に刊行された「三家注」は、原本の注釈部分をかなり削除したため、元来の「三家注」の全貌を見ることができなくなった。しかし、日本に保蔵されている《史記》の鈔本には、北宋までの《史記》及び「三家注」で削除されてしまった一部の内容が掲載されている。1934年、日本の著名な漢学家瀧川資言が、この鈔本及び「三家注」以降の《史記》研究の成果を踏まえ、編纂した《史記会注考証》は、集大成的な《史記》校注本と見なされている。本版は、《史記会注考証》の完全影印本。

漢書補注(標点本)315210 『漢書補注(標点本)(全12冊)』
    上海古籍出版社 2008年12月刊 40,950円
 《漢書》は、《史記》と並ぶ史学の名著であるため、歴代に数多くの校注本が刊行されたが、その中、最も権威的なものは、初唐学者顔師古が前人23家の校注を踏まえて編纂した注本と清代後期の学者王先謙(1842-1917)の《漢書補注》である。《漢書補注》は、顔師古及び宋代と清代の学者67人の研究成果に辨誤・校勘・修訂・補遺を加え、清代までの《漢書》研究の成果を集大成したため、歴史学者に「已基本結束了《漢書》的注疏」と絶賛された究極的な《漢書》校注本である。本書は、清光緒26年(1900年)王氏虚受堂刻本を底本とし、商務印書館1937年版百衲本や中華書局1962年標点本などを参照し、編纂された《漢書補注》整理標点本。

0 件のコメント: