『陳独秀著作選編』～陳独秀の文章を最も多く収録した、新しい著作集～

　
『陳独秀著作選編（全6冊）』
　　任建樹主編　上海人民出版社　2009年1月刊　15,645円

近年伝記が数多く出版され、研究・再評価が徐々に進みつつある陳独秀。陳独秀の選集は90年代にいくつか出版されているが、大部なものはこれまで刊行されておらず、今回が初めてとなる。1897年-1942年間の各時期に発表・未発表の論著800篇余りを年代順に収録。《新青年》《向導》《安徽俗話報》などの報刊紙からも採取、厳格な校正を施した。最終巻「文字学・音韻学巻」には、文字分野の著述を集め、大陸では正式出版されていない「小学識字教程」も収録。1992年出版「陳独秀著作選」（全3巻）と比して、収録内容が大幅に増えており現在最も完備された陳独秀の著作集となった。
全6巻構成。「第一巻：1897-1918」「第二巻：1919-1922」「第三巻：1923-1925」「第四巻：1926-1931」「第五巻：1932-1942」「第六巻：音韻学文字学巻」

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