2009年3月4日水曜日

『近代東アジア美術留学生の研究』 ~東アジアの近代化と美術交流、その記録を集大成

 
『近代東アジア美術留学生の研究 東京美術学校留学生史料』
  吉田千鶴子著 ゆまに書房 2009年2月刊 3,675円

明治維新以後、西欧文化を積極的に取り入れて急速に近代化を進めた日本に東アジア諸地域、特に中国・朝鮮・台湾から多数の留学生が訪れた。
昭和戦前期に東京美術学校(現・東京芸術大学)へ留学し美術教育を受けた中国をはじめとするアジア諸地域からの留学生について、同大学所蔵資料を基に著者の長年にわたる調査研究を集大成。美術の分野における留学生の状況を東京美術学校を中心に追う。東京芸術大学附属図書館および美術館が所蔵する卒業制作(自画像)などの関連図版約210点をモノクロで収録。

《 主 要 目 次 》
第1章 留学生受入れに関する一般規則
第2章 各科志願状況・西洋画科(油画科)へ集中
第3章 初期留学生(中国・朝鮮・台湾以外)について
第4章 中国人留学生
第5章 朝鮮人留学生
第6章 台湾人留学生
第7章 その他諸外国の留学生
第8章 東京美術学校以外における状況
附・東京美術学校外国人留学生名簿
中国(東北部以外)/中国東北部/朝鮮/台湾/その他諸外国

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