2009年12月16日水曜日

速報[12月16日③]~これから入荷・発売する本

  
325243 『漢語図解詞典(日語版)』
    【美】呉月梅主編 商務印書館 2009年8月刊 価格15,645円
 本詞典は、生活に関わる15の主題と142の話題に分け、中国のメディアや海外の中国語教材により統計された使用頻度の最も高い中国語の語彙4,200余に、大量の図版及び漢語拼音と日本語の釈義を付して収録する。これらの語彙の大半は、名詞・動詞・形容詞であるが、数多く詞組(フレーズ)も含まれている。西方文化の要素も取り入れ、伝統文化や日常生活の両方に語彙選択の重点を置き、図解部分が極めて多彩であることは、本詞典の特徴と言える。

325453 『天下(Tien Hsia Monthly,全11冊)』
    呉経熊、温源寧等主編 国家図書館出版社 2009年11月刊 151,200円
 1935年8月、中山文化教育館の賛助を得て、西方に中国の文学や芸術を紹介し、東西文化の相互理解を促進することを主旨とし、上海で創刊された英文雑誌《天下》月刊(Tien Hsia Monthly)は、呉経熊・温源寧・林語堂・全増嘏・姚克などの編集者を持ち、評論・翻訳・簡史・書評などのコラムを設け、停刊した1941年9月までに、大量の文化評論や文学訳文を掲載し、中国文学とりわけ中国現代文学を世界に広げるのに多大な貢献を成し遂げた。本書は、《天下》月刊(Tien Hsia Monthly)の完全影印本。

325454 『印中捜聞(Indo-Chinese Gleaner,1817-1822)』
    【英】馬礼遜(Morrison)、【英】米憐(Milne)主編 国家図書館出版社 2009年11月刊 40,950円
 19世紀前期、清政府が実行していた鎖国政策により、中国と西方の交流は、殆ど断絶状態に陥っていた。新教の宣教師馬礼遜や米憐などが、マラッカで創刊した《印中捜聞》(Indo-Chinese Gleaner)は、インドや中国における布教活動を報道するほか、中国の仏教・道教・民間信仰・民俗風習なども大量に紹介したため、当時の西洋人が中国を知る重要な情報源になり、学術界から大きな関心を集めたのみならず、西洋の宣教活動の歴史を記載した重要な史料として、現在も西方漢学界に重視されている。本書は、《印中捜聞》(Indo-Chinese Gleaner)の完全影印本。

325365 『康煕字典(検索本)』
    中華書局 2010年2月刊 予価7,203円
 現在も使われている古代字書の中、武英殿本と上海同文書局本の2種類の版本を有する《康煕字典》は、影響力が最も大きく、知名度が最も高いものと言える。1962年、中華書局により刊行された上海同文書局版《康煕字典》影印版(王引之「字典考証」を付す)は、20世紀中葉までの《康煕字典》研究の成果を取り入れ、増補・修訂を重ねた《康煕字典》の重要な版本の一つであるが、検字の面においては、現代的な検索法が使われていないため、若干不便を感じる。本《康煕字典(検索本)》は、下記の4種類の索引を揃え、この不足を根本的に補う。...(続き)

325235 『葡萄牙外交部蔵葡国駐広州総領事館档案(清代部分・中文)(全16冊)』
    広東教育出版社 2009年11月刊 価格315,000円
 19世紀の末期に開館されたポルトガル駐広州総領事館は、ポルトガル国が最初に中国大陸で設けた領事館である。ポルトガル駐広州総領事館は、約半世紀にわたる外交活動や情報収集活動により、約10万点の档案資料を残した。これらの档案資料の言語は、大半は、ポルトガル語であるが、フランス語・英語・中国語・日本語のものも数多く含まれている。その形式は、外交事務の照会・公文書・書信及び民事事件や刑事事件に関する資料であり、...(続き)

0 件のコメント: