2009年12月3日木曜日

速報[12月3日⑥]~これから入荷・発売する本

 
324791 『谷原奏議』
    【明】蘇祐撰 全国図書館文献縮微複製中心 2009年10月刊 21,000円
 明嘉靖年間の文学家蘇祐は、兵部尚書の要職に就いた軍事家でもある。万暦年間に編纂・刊行された《谷原奏議》は、蘇祐の「巡按疏草」「叛逆軍士謀殺主将疏」「叛逆軍士拒城阻兵奸悪畏罪自毒身死疏」「巡撫疏草」「奉賀廟建疏」「謝恩疏」「集衆論酌時宜以図安辺疏」「奉慰疏」「困苦疏」「祇領賞賜恭謝天恩疏」「督府疏草」「任事謝恩疏」「恭謝天恩疏」「接報夷情疏」「陳言御虜要計以永治安疏」「自陳不職乞賜能出以重考察疏」など軍事関係の奏疏を収録しており、史料価値が高い。本書は、《谷原奏議》の完全影印本。

324788 『狄雲行館奏議』
    【清】王家璧撰 全国図書館文献縮微複製中心 2009年10月刊 21,000円
 王家璧(1814-1883)は、道光年間、兵部主事に任命され、曾国藩・左宗棠を補佐した官吏であり、《洪範通易説》《老子融解》《王氏家集》などの経学関係の著述を残した学者でもあった。光緒年間に編纂・刊行された《狄雲行館奏議》は、王家璧が同治6年(1867年)11月30日から光緒8年(1882年)12月17日までの15年間にわたって呈上した奏折40余篇を収録する。...(続き)

324789 『万培因奏稿』
    【清】万培因撰 全国図書館文献縮微複製中心 2009年10月刊 21,000円
 清同治・光緒時代に山西道監察御史・吏部給事中・福建学政・四川按察使などを歴任した万培因は、高官ではないが、各地方の実情を朝廷に報告し、忌憚なしに李鴻章・張佩綸などの大臣を弾劾したため、「直諌」「敢言」の名声を博した。光緒末年に編纂・刊行された《万培因奏稿》は、万培因が山西道監察御史在任中の光緒7年1月28日から四川按察使在任中の光緒25年12月19日までの19年間にわたって呈上した奏稿60篇の奏稿を収録する。...(続き)

324786 『陳輝祖奏稿』
    【清】陳輝祖撰 全国図書館文献縮微複製中心 2009年10月刊 21,000円
 清乾隆48年、広西巡撫・河東河道総督・河南巡撫・閩浙総督などの要職を歴任した高官陳輝祖は、汚職のため、乾隆帝に自害を命じられた。陳輝祖の死後に編纂・刊行された《陳輝祖奏稿》は、河南巡撫在任中の陳輝祖が呈上した108篇の奏稿を収録する。...(続き)

324787 『河瀆奏疏』
    【明】周堪耕撰 全国図書館文献縮微複製中心 2009年10月刊 21,000円
 隋代に建設された汴河(通済渠とも称す)は、開封付近の谷水・洛水を黄河に繋げる運河であり、大運河水系において重要な役割を担っていたが、明代になって川底に大量の土砂が堆積したため、河床の浚渫工事が毎年行われていた。清初に編纂・刊行された《河瀆奏疏》は、明末に汴河の浚渫・修復工事を担当した工部侍郎周堪耕の奏疏を多数収録しており、...(続き)

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