2009年12月24日木曜日
『蟻族―大学畢業生聚居村実録』~「農民工」「下崗」と並ぶ、最新の中国就労問題を報告!
『蟻族―大学畢業生聚居村実録』
廉思 編 広西師範大学出版社 2009年09月 2,131円
本書は、北京大学の博士研究員である廉思が、1年半の時間をかけて北京市でおこなった実地調査をまとめたもの。大学を卒業しながら正規職に就くことができすに、都市部周縁で底辺の暮らしを強いられる「80后」世代の厳しい現実を世に知らしめた。
“蟻族”とは、本書で初めて使用された造語で、蟻のように知能が高く、身を寄せ合って居住している大卒生の集団を指す。以前は“北漂”“校漂族”などの名で呼ばれていたが、本書の刊行後、“蟻族”の名称とともに一躍注目を浴びるようになった。
9月の出版当初はさほど注目されなかったが、その後国内外のメディアに相次いで取り上げられ、12月現在3刷を数えるベストセラーとなっている。日本でも読売新聞、産経新聞をはじめ、すでに何度か大手メディアでの特集が組まれている(*)。最新の中国社会問題の火付け役となった書を、本日緊急入荷! 【在庫有】
(*) 【参考】
『読売新聞』(11月17日付)国際面
「中国 就職戦線異状アリ 郊外に「大卒失業者」村」
http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_09111705.htm
『産経新聞』(11月21日付)国際面 「緯度経度」(北京・伊藤正)
「就職難が生んだ「蟻族」」
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091121/chn0911210754000-n1.htm
《 主 要 目 次》
専家推薦
他們在小月河
自序
聚居村民序
第一篇 “蟻族”掲秘
“蟻族”誕生記
“蟻族”全解
“蟻族”調研報告節選
第二篇 “螞蟻”伝奇
触摸城市的夾層——“聚居村”採訪手記
第三篇 走進“蟻域”
生存之上、生活之下
幸福是一種態度
出村進村
第四篇 《蟻族》背後的故事
後記
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