2009年12月7日月曜日
『文革 南京大学14人の証言』~さまざまな立場より語られる文革の証言
『文革 南京大学14人の証言』
董国強 編著/関智英、金野純、大澤肇 編訳・解説
築地書館 2009年11月 2,940円
中国国内を内戦状態に叩き込み、「造反有理」の学生たちが、世界中にインパクトを与えた「文化大革命」(文革)から40年。中国現代史研究をリードする歴史学者が、さまざまな立場で文革に関わった14人の証言から、これまで語られなかった中国現代史の空白を埋める。日本語版世界先行発売。本書を読まずに、中国の明日は語れない。
《 目 次 》
日本語版の刊行に寄せて 董国強
はじめに 関智英
本書をよまれる方に 金野純
コラム1 日本の南京イメージ
南京市内地図
南京大学構内図
1. 「革命」の勃発、深まる派閥対立
コラム2 紅衛兵
南京大学文革各派概略図
2. 文革勃発に遭遇-一夜にして英雄に
コラム3 匡亜明とリツ陽分校
3. 日頃の恨みが文革で爆発-生物学科の文革
コラム4 身分・档案
4. 共産党エリートに対する容赦ない迫害-Zの陰謀
コラム5 単位
5. 文革とは完全な奪権闘争である
. コラム6 南京大学
6. 残酷な階級闘争-「逍遙派」がみた文革
コラム7 下放・戸籍
7. 文革の黒幕と出会う-紅衛兵運動始末
コラム8 糧票
8. それでもマルクス主義を信じている-ある共産党員がみた文革
9. やりきれない思い-でっちあげられた反革命組織「五・一六」
コラム9 毛沢東語録
10. 文革の正体、見たり!-中国文学科助教、創作班の日々
コラム10 造反派と保守派
11. 造反・尋問・強制労働-造反派幹部の文化大革命
コラム11 南京の街
13. 二度の監禁と獄内闘争
13. 紅衛兵から政治犯、そして海外へ
コラム12 「三・二九南京事件」と中国民主化運動の系譜
14. 絶望の大地から-大学生の見た一九七〇年代中国農村の貧困と汚職
文革研究とオーラルヒストリー 董国強
あとがき 関智英
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